東海大相模の2年右腕・子安 志願の続投で直球武器に7回9K完封

[ 2022年7月18日 05:00 ]

第104回全国高校野球選手権神奈川大会・3回戦   東海大相模7―0慶応湘南藤沢 ( 2022年7月17日    相模原 )

<東海大相模・慶応湘南藤沢>5回を投げ終え声を出しながらベンチへ戻る東海大相模先発・子安(撮影・島崎忠彦)
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 背番号19が快投した。東海大相模の2年生右腕・子安秀弥(2年)が6回まで毎回の9三振を奪い、7回4安打完封勝利。慶応湘南藤沢を7回コールドで下した。

 「ピンチの時のストレートには自信がある」。言葉通りだった。5回、初めて連打を許した無死一、二塁で、自慢の直球を武器に3者連続三振。強気の手本はエンゼルス・大谷で「ピンチでギアが上がって、雄叫びを上げて気持ちが入っている。僕も気持ちを上げてピッチングしています」という。

 今夏初登板の右腕に元巨人の原俊介監督は「5回までいければ」とのゲームプランだったが、子安は「自分の中では全部、いこうと思っていた」と5回のグラウンド整備中に続投を志願。指揮官は「(就任当初の)秋に出会った時とは雲泥の差。いいピッチャーになっている」と称えた。

 昨夏の神奈川大会途中辞退から日本一を目指す名門を、4回戦進出に導いた2年生右腕。「この試合に満足しないで、もうひとつレベルアップできるようにしたい」と表情を引き締めた。(亀山 彩香)

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2022年7月18日のニュース