磐田東・山本監督と長男・翔己 父子鷹の最後の夏終わるも「一緒にできて良かった」

[ 2022年7月18日 19:02 ]

第104回全国高校野球選手権静岡大会   磐田東2-8静岡 ( 2022年7月18日    草薙 )

<静高・磐田東>ナインに囲まれ健闘を称え合う涙の山本監督と長男・翔己
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 磐田東を指揮する山本幸司監督(46)と長男・翔己投手(3年)の父子鷹による最後の夏は2回戦で終わった。

 出番は4回1死一塁で巡ってきた。指揮官から「あとのことは気にせず思い切り行ってこい」と背中を押され「気合が入りました」。後続を打ち取って、仲間の待つベンチへ元気良く走った。

 しかし、続く4回。静岡高の4番・吉田優飛右翼手(3年)に真ん中に入った直球を左翼スタンドに運ばれ「失投です。ショックでした」とこの回でマウンドを降りた。試合は2―8で敗れ、昨夏準決勝のリベンジも果たせなかった。

 ラストサマーに刻んだ登板成績は1回2/3を投げ29球2安打2失点。「甲子園に行けませんでしたけど、良いチームで野球ができました。(父と)一緒にできて良かったと思っています」。最後は父と肩を組み、最高の仲間とともに笑顔で写真に収まった。(小澤 秀人)

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2022年7月18日のニュース