落合博満氏 常勝チームをつくり上げるための“2つのポイント”と「絶対タブー」とは

[ 2022年7月18日 15:07 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が17日、NHK「サンデースポーツ」(後9・50)に出演。2004年からの中日監督8年間で1位4回、2位3回、3位が1度の実績を誇る「落合監督」が常勝チームをつくり上げるための“2つのオレ流ポイント”を挙げた。

 番組では「待望論」というテーマで視聴者からの落合氏への質問を募集。その中で、「監督就任を要請されたらどうしますか」という問いに対しては「話は聞きます」「可能性はゼロではない」などと語っていた。続けて「常勝チームをどうしたらいいのか」と聞かれた落合氏は「やっぱり練習量でしょ」と断言。それに加えて「練習量プラス監督がどういう野球をやりたいか。要するに監督を要請されるということは、ある程度結果を求められて就任するわけですから。まあ、戦力がどれだけなくても“優勝するんだ”ということを声高らかにぶち上げてね。やっぱり選手をその気にさせないと選手は動かないですよ」と監督の考える野球、目指す目標を明確に示すことの重要性を説いた。

 その上で、「だから“監督は何考えているんだ?”というような発言は絶対タブーなんですよ。ちょっとでも不安があるようなそぶりを見せたら選手はもう…監督がどういう態度で野球をやっているのかなっていうのはつぶさに見てますから。監督が選手を見ている以上に、選手が監督の行動、一言一句をね、注意しながら見聞きしてるんで。そこは注意しながらやらないと」と監督自身が迷ったり不安な態度を見せることは「絶対タブー」であるとした。

 さらに「軸がブレちゃうと選手はその気にならないんでね。だからその年の優勝が決まるまでは“優勝するんだ”というような気構えでやらなと。それが2年、3年と続いてくれば必ず実にはなってくると思います」と、常勝チームをつくり上げるためには、ブレない監督の存在と継続が大事だと語った。

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