草野球チームも日本代表を目指し奮闘 5人制野球「ベースボール・ファイブ」の魅力と手軽さ

[ 2022年7月18日 08:36 ]

手打ちの打撃フォームを披露するジャンク・ファイブの島
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 男女混合5人制の手打ち野球「ベースボール・ファイブ(B5)」で初となる日本代表決定戦の最終日は17日、東京都新宿区の三角広場で行われた。優勝チームはタレントの稲村亜美(26)、元ソフトボール日本代表の長崎望未(30)らを擁する東京ヴェルディ・バンバータだったが、草野球のメンバーで構成するチームの奮闘も目立った。

 「ジャンク・ファイブ(5)」は草野球チーム「ジャンクベースボールクラブ」のメンバーから構成した。動画選考、1次リーグを通過。準決勝では東京ヴェルディ・バンバータに敗れたが、3位決定戦で旭Sprintとのタイブレークを1―0で制した。

 B5は簡単に言うと、「手打ち野球」のような競技だ。バットも、グローブも必要ない。使用する用具はゴムボールだけで、フィールドは18メートル四方で、自らボールをトスして打ち込む。また、公式国際大会のルールでは男女混合でフィールドに立つ必要がある。

 野球やソフトボールと違い、屋内で行うことも可能だ。ジャンク5で主将を務める島拓也(28)は「どこでも、誰でも楽しむことができる」と話し、昨夏から本格的にB5を始めたという大森康平(22)も「男女混合でフィールドに立つ面白さが一番の魅力」と新アーバンスポーツに夢中だ。また、試合時間も約20~30分ほどで完結する。三上駿(24)は「簡単にできてスピーディーさも魅力」と言い、奧村元貴(22)はボール一つでプレーできることに「道具が少なく、手軽に始められる」と語った。

 今回の代表決定戦をきっかけに競技普及の可能性も広がった。女子メンバーでソフトボール経験者の唐木恵惟子(21)は「道具も少ないから途上国でもできると思う。将来的には途上国での普及活動に関わってみたい」と意欲を見せ、同じく女子メンバーの大島美帆(23)は「男女混合のスポーツという、新たなかたちとして広まってほしい」と語った。

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2022年7月18日のニュース