巨人・菅野 7回途中7失点も46日ぶり勝利の権利持って降板 6回121球も続投、7回先頭に4発目被弾

[ 2022年7月18日 20:49 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2022年7月18日    神宮 )

<ヤ・巨>5回、汗を拭う菅野(撮影・村上 大輔)
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 巨人のエース、菅野智之投手(32)がヤクルト戦(神宮)に先発登板。初回の満塁アーチを含む4本塁打を浴びながらも打線の援護を受けて10安打7失点で7回途中まで123球を投げ抜き、6月2日のソフトバンク戦(東京D)以来46日ぶりとなる今季7勝目の権利を得て降板した。

 ともに今季ワースト5連敗中という首位ヤクルトとの対戦は前回の神宮決戦(6月24~26日、3戦で両軍合わせて67点)に続いて壮絶な打ち合いとなった。

 初回、2死を取った後に太田に左中間二塁打されると、4番・村上との対決はフルカウントからの10球目、外角低めへの直球がボールと判定されて四球。ベンチに帰りかけていた菅野は不服そうな表情を浮かべた。すると、続くサンタナを2者連続四球で歩かせて2死満塁。ここで打席に入った6番のオスナにカウント2―2から投げた5球目、外角高め直球を右翼スタンドに叩き込まれた。チームにとってこれが4試合連続満塁アーチ被弾という不名誉なプロ野球新記録。今季ここまで満塁では7打数0安打に抑えていた菅野だったが、2016年6月24日のDeNA戦(横浜)で桑原から被弾して以来6年ぶり通算2本目の満塁弾被弾となった。

 だが、味方打線が即座に奮起。2回にポランコの14号2ランで2点差とすると、3回には丸の左前適時打で1点差とし、ウォーカーの左中間への適時二塁打で同点。さらに中田には2戦連発となる11号2ランが飛び出して6―4と勝ち越しに成功した。

 その後も激しい点の取り合いとなり、菅野は3回と5回にサンタナから2打席連発となる5号ソロ&6号ソロを被弾。8―6で迎えた6回も無失点に抑えて121球を投げ抜いた。そして、7回もそのままマウンドへ。だが、先頭の元山に今季1号ソロを右翼スタンドへ叩き込まれると、ここで降板となった。

 菅野の投球内容は6回0/3で打者29人に対して123球を投げ、10安打7失点。5三振を奪い、与えた四球は2つ、直球のMAXは初回に出た151キロだった。

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