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逆転Vの近大 “不眠”のエース久保が快投で最優秀選手賞も獲得 「今日は昼まで眠ります」

[ 2022年5月25日 05:30 ]

関西学生野球第5節   近大10-1京大 ( 2022年5月24日    わかさスタジアム京都 )

<京大・近大>リーグ優勝し、胴上げされる近大の久保投手(撮影・岸 良祐)
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 リーグ最終戦の3回戦1試合が行われ、近大が京大に快勝し、勝ち点4で並んだ同大を勝率で上回って阪神・佐藤輝を擁した20年秋以来3季ぶり48度目の優勝を決めた。今秋ドラフト候補・久保玲司(4年)が5回無失点でリーグトップタイ5勝目を挙げ、最優秀選手賞を獲得した。この日で全日本大学野球選手権(6月6日開幕、神宮ほか)に出場する全27代表が決定。近大は1回戦で近畿学生野球連盟代表・和歌山大と対戦する。

 最後は気力で、責任を全うした。近大のエース左腕・久保が5回無失点で5勝目。勝てば優勝、負ければV逸という大一番でチームを勝利へ導き、自身も最優秀選手に輝いた。

 「僕が打たれようが何しようが、チームが勝てばよかった。気持ちを乗せて投げられました」

 前夜は緊張のあまり布団に入って目をつぶっても、ほとんど眠れず。ただ万全とはいえない中でも、チームを勝たせるのがエースの仕事だ。「この試合に関しては疲れは関係ない」。3回無死三塁のピンチでは強気の直球勝負を続け、仕掛けられたスクイズも外して無失点。18日の2回戦では自身が先発しながら不覚を取った。2度も負けるわけにはいかない。その気迫が野手に伝わり、大量10得点を呼び込んだ。そして歓喜の瞬間を迎えた。

 これまでシーズンを通して機能したことがなかったが、今季はリーグ2位の55回2/3を投げた。野球人生初の全国舞台へ向け「関西の意地を見せたい」と快投を誓った上で、「今日は(翌日の)昼まで眠ります」と笑った。 (北野 将市)

 ◇久保 玲司(くぼ・れいじ)2000年(平12)6月24日生まれ、大阪府守口市出身の21歳。小1から野球を始め、大久保中では準硬式野球部。関大北陽では2年秋からエース。近大では2年秋からリーグ戦に登板し通算10勝。最速151キロ。1メートル71、70キロ。左投げ左打ち。

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