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花巻東・佐々木麟太郎 清原超えの通算67号!公式戦182日ぶり本塁打は特大125メートル

[ 2022年5月25日 05:30 ]

春季高校野球・岩手大会準々決勝   花巻東9―2盛岡四 ( 2022年5月24日    大平 )

3回に左中間へ本塁打を放った佐々木(撮影・柳内 遼平)
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 怪物復活。花巻東の佐々木麟太郎内野手(2年)が24日、岩手県大会準々決勝の盛岡四戦で高校通算67号をマークするなど2安打2打点の活躍で、7回コールド勝ちに貢献した。昨年の明治神宮大会から182日ぶりの公式戦本塁打は、逆方向への特大弾だった。

 右翼から左翼への風に乗った。海抜245メートルの高台から、二戸市を見下ろす大平球場。7―0の3回、佐々木が右腕の外角直球を振り抜くと、白球が左中間フェンスを越えた。推定飛距離125メートル。左翼後方にある駐車場の黒い軽自動車のタイヤに当たって止まった。打席から約135メートル。芝生で弾んだことで、自動車破壊の惨事は免れた。

 「ライトからレフトに吹く風だった。逆らうことなく、自分らしく丁寧にバッティングできたと思います」

 昨年11月23日、明治神宮大会準決勝の広陵戦以来、182日ぶりの公式戦アーチ。2安打2打点で7回コールド勝ちに貢献した。高校通算本塁打を67まで伸ばし、地区大会終了時に64号で並んでいた清原和博(PL学園)を超え、69本の筒香(横浜)を射程に捉えたが「記録にこだわらずチームが勝つためのバッティングをしたい」とフォア・ザ・チームの考えは変わらない。

 OBのエンゼルス・大谷が高校時代につけ、現在も背負う「背番号17」で、先輩が大リーグで体現する逆方向への一発を披露した。背番号3だった今春センバツでは1回戦の市和歌山戦で無安打に終わり、チームも4―5で競り負けた。春季大会は背番号「17」で再スタート。「期待をかけてもらっている。17番として責任を持ってやっています」と力強く言った。

 打者・大谷との共通点を「乗せて運ぶというのが自分に合っている。考えは(大谷と)一致しているのかなと思います」と語る左の長距離砲。昨年12月に「胸郭出口症候群」で手術した両肩の回復具合は「状態が上がらなくて打席で焦りがある」ともどかしそうだが「しっかり長打力、勝負強さを武器にこれからも戦っていきたい」と主軸としての働きを誓った。

 持ち味の強力打線が力を発揮して準決勝進出。「センバツの悔しさで、チームをもう一回つくり直してやっている。みんなで全力で頑張っていきたいと思います」。4大会連続の春季県大会優勝は、夏の甲子園でのリベンジへ、通過点に過ぎない。(柳内 遼平)

 ◇佐々木 麟太郎(ささき・りんたろう)2005年(平17)4月18日生まれ、岩手県出身の17歳。幼少時から江釣子スポーツ少年団で野球を始め、江釣子中では金ケ崎リトルシニアに所属。花巻東では1年春からベンチ入りし、2年春に甲子園初出場。1メートル84、115キロ。右投げ左打ち。

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