×

ヤクルト 村上の延長11回サヨナラ弾で交流戦開幕 「自分のスイングできた」単独キング14号

[ 2022年5月25日 05:30 ]

交流戦   ヤクルト3―1日本ハム ( 2022年5月24日    神宮 )

<ヤ・日>11回、サヨナラ本塁打のヤクルト・村上は打球の行方を見つめる(撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 プロ野球の「日本生命セ・パ交流戦」が24日、各地で6試合が行われて開幕した。セ・リーグで首位を走るヤクルトはパ・リーグ最下位の日本ハムに延長戦の末に勝利。11回2死一塁から4番の村上宗隆内野手(22)が中越えにリーグ単独トップとなる14号のサヨナラ2ランを放った。自身2年ぶり3本目で、チームの交流戦では9年ぶりのサヨナラ弾。リーグを代表する長距離砲が意地を見せた。

 激闘に終止符を打った。ファンも、打った瞬間に確信した。バットを高く掲げた村上が一塁に向けて歩き出す。中堅左の中段に達するサヨナラ弾。歓喜のウオーターシャワーを浴びた主砲はお立ち台で「しっかり自分のスイングで打ち返すつもりでいた。いろんな人が粘ってつないでくれて自分が決めただけ」と謙虚に振り返った。

 同学年の清宮との「4番対決」。4打席目まで1安打で、清宮も延長10回無死満塁で空振り三振に倒れるなど、両者の対決は消化不良で終わろうとしていた。だがリーグを代表する長距離砲の意地がある。1―1の延長11回2死一塁で同じく同世代の北山の直球を粉砕した。この日に並ばれた巨人・岡本和を再び突き放すリーグ単独トップの14号2ランは自身2年ぶり3度目のサヨナラ弾。交流戦でのチームのサヨナラ弾は13年の畠山以来、9年ぶりだった。

 高校通算52本塁打の大砲も、九州学院時代は清宮や安田(ロッテ)より注目度は低く、U18日本代表の選考からも漏れた。「心の奥底のどこかで同じ世代の誰よりもできるんだという思いはありました」と悔しさを秘め、鍛錬を積んできた。高卒4年目だった昨年は史上最年少21歳7カ月で100号を達成するなど39本塁打を放ってリーグ優勝に貢献してMVPも獲得。大卒1年目で同学年もプロの世界に入ってきたが「その中でもトップをひた走りたいと思っている」と力を込める。

 22歳にしてチームの中心。ベンチでは誰よりも声を張りあげ、周囲を鼓舞する。そんな主砲の一発で交流戦白星発進を決め、3連勝で貯金を10とした高津監督は「しんどい思いをして勝ったのは大きい」と目を細める。敵将の新庄監督も「力の勝負で村上君があそこで打つんだから、素晴らしいですよ」と素直に認めた。

 「チーム一丸で戦えたことをうれしく思う。交流戦残り17試合、一戦必勝で頑張ります」と村上。シーズンのチーム浮沈の鍵を握る交流戦。2年連続日本一を目指すチームには、頼れる4番がいる。(青森 正宣)

 《交流戦サヨナラ弾は球団で13年畠山以来》村上(ヤ)が延長11回に14号サヨナラ2ラン。自身のサヨナラ本塁打は20年7月2日広島戦以来3本目で、延長および交流戦では初だ。また、交流戦のサヨナラ本塁打は、17年6月18日ロッテ戦の亀井善行(巨)以来。チームでは13年5月17日ロッテ戦の畠山和洋以来9年ぶり5本目となった。なお、交流戦開幕試合のサヨナラ弾は、14年5月20日ヤクルト戦の加藤(ロ=現中日)に次ぎ2人目で、セの打者では初めて。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2022年5月25日のニュース