DeNA・ラミレス監督に聞く ファンへ「本当に感謝」今後は「まず妻に聞く。家族と過ごしたい」」

[ 2020年10月24日 21:29 ]

試合後、今シーズンでの辞任表明会見を終え、あいさつするDeNA・ラミレス監督
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 DeNAは24日、アレックス・ラミレス監督の今季限りでの退任を発表した。会見での発言、一問一答は以下の通り。

 (冒頭)「残念ながら昨日の段階で優勝するという夢は叶えることができなくなった。こういった結果を招いた責任というのはしっかり取らなければいけないと思い、昨日三原代表に話をして、辞任することを決めた。
 5年間監督をやらせていただいて、僕の決断するスタイルは80%がデータ、数字を重視して、20%はフィーリング、勘。そういったもので常に決断をしてきた。素晴らしいチームを用意してもらって、自分の信じるやり方でしっかり今まで決断をしてきた。後悔は一切ない」

 ―現在の率直な気持ちは?
 「今シーズン優勝するために必要な戦力はそろっていた。DeNAのファンの方々は日本一。これからは僕も日本一のファンの一人として彼らに加わりたいと思う。皆さんと一緒にベイスターズを応援できれば」

 ―選手、コーチにはいつ伝えたのか?
 「今朝、コーチ陣や選手、スタッフに話した。選手それぞれがベストを尽くして一生懸命プレーしてくれた。感謝している。そういったことを選手に伝えた」

 ―監督生活で一番印象に残っているのは?
 「5年間という長い期間、この仕事に就いていた。本当にたくさんの思い出があるが、こないだも話したが先週のジャイアンツ戦。今シーズン一番の試合だと話したが、この5年間の中でもあの試合、あのシリーズが印象に残っている」

 ―選手では?
 「佐野は去年までバックアップで、今年は主将となり、レギュラーとなり、素晴らしい成績を上げてくれて、このチームの将来を担ってくれる選手に成長してくれた。自分の中ではすごく印象に残っている」

 ―12試合。やり残したことは?
 「やりたいことは勝つことだけ。明日も、その次も勝ちたい。僕は何を置いても勝つという気持ちを強く持っている。それを成し遂げたい」

 ―改めてファンに伝えたいことは?
 「ありがとうございます、と本当に感謝をしたい。ファンのサポートは年々大きなものになっていった。僕の監督1年目も多くのお客さんに来ていただいたが、相手チームのファンが多かった。それが年々、DeNAのファンが増えていった。ものすごく大きなサポートになった」

 ―家族には?
 「妻はある程度状況を分かっていた。子どもたちは何が何だか分かっていないと思うが、何かを感じているとは思う。この決断は家族が一つになって決めたこと」

 ―今後のプランは?
 「まず私の妻に聞いてみて、妻がどんなプランをもっているか。そこからスタート。今後はある程度時間ができる。一番最初にすることは、今まで家族といられなかったので、まず家族と時間を過ごしたい」

 ―将来、再びユニホームを着て監督をやることは?
 「現状は今、DeNAのユニホームを着て監督をさせてもらっている。特別な気持ちでやらせてもらっている。今後は時間があるので、もしそういう機会があれば、その時はその話を聞いて考えたいと思う」

 ―主力に故障者も多かったが。
 「野球なので、スポーツは当然ケガもある。それも含めて勝ったり負けたりするのが野球。それは仕方のないこと」

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