楽天 ドラフト1位に明大・入江急浮上!153キロ右腕の潜在能力高評価 早大・早川と最終リスト

[ 2020年10月24日 05:31 ]

明大の入江
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 楽天が26日のドラフト会議で最速153キロ右腕の明大・入江大生投手(22)の1位指名を検討していることが22日、分かった。競合確実の早大・早川隆久投手(22)への入札が有力視されていたが、ここに来て評価が急上昇。今年は即戦力の先発投手が補強ポイントとなっており、明大本格派右腕の系譜を受け継ぎ、早川に匹敵する潜在能力を持つ入江にシフトする可能性が出てきた。

 楽天の石井一久GMは、14日のスカウト会議後のオンライン取材で1位候補について「野手1人、投手2人」の3人に絞ったことを明かし、その上で「先発投手が欲しいのは一番にある」と優先順位を語っていた。最終リストに残った2人の先発投手。球団関係者の話を総合すると、一人は今ドラフトの目玉である早大・早川で、もう一人は同じ東京六大学でしのぎを削る明大・入江とみられる。
 ここに来て、入江の評価が高まっている理由は、今秋の急成長。11日の法大戦でリーグ戦初完投を完封で飾り、13奪三振をマークした。1メートル87、87キロのスケールの大きさが最大の魅力。これまでは力任せの投球も目立ったが、法大戦では本人が「脱力を意識した。要所で140キロ台後半が出ればいい」と話したように、勝てる投手へと変貌を遂げた。

 石井GMが携わった過去2年は野手中心のドラフト戦略だった。昨年は東北出身の佐々木朗(ロッテ)の抽選に敗れ、外れ1位で大阪ガスの小深田を指名。今季はパ・リーグ新人王最有力の活躍を見せている。このほか辰己、太田、小郷、黒川ら若手野手の層が厚くなったことで、今年は先発投手の補強が最優先。今季リーグ最多11勝の涌井は現在34歳、岸は35歳、エース則本昂も12月に30歳を迎える。16年のドラフト1位・藤平らが伸び悩んでいる現状もあり、入江は次代のエースになれる逸材と見ている。

 入江は作新学院3年夏に甲子園優勝を果たしたが、当時は投手としては今井(西武)の控えで、「4番・一塁」で出場していた。投手に専念したのは明大入学後。今年はセ・リーグ新人王候補の森下(広島)から明大のエースナンバー「11」を受け継ぎ、それにふさわしい成長を遂げた。さらなる伸びしろが期待できることも球団内で評価を高めている。

 最終決定はドラフト当日になる見込み。早川を推す声もあり、他球団の動向も探りながら、判断を下す。

 ◆入江 大生(いりえ・たいせい)1998年(平10)8月26日生まれ、栃木県出身の22歳。作新学院では2年夏と3年夏に甲子園出場し、3年夏は主に「4番・一塁」で3試合連続本塁打を放つなどして全国制覇に貢献。U18高校日本代表に選出された。明大では投手として1年春からベンチ入りし、東京六大学リーグ通算35試合で4勝(7敗)、防御率2.77。1メートル87、87キロ。右投げ右打ち。

 ≪同一チーム11年連続指名確実≫明大からは昨年ドラフトで森下が広島から1位で、伊勢がDeNAから3位で指名され、同一チームから最長記録の10年連続となった。入江の指名で11年連続となることが確実。これに次ぐ連続指名は、JR東日本(11~19年)、早大(08~16年)の9年。

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