近大が3季ぶり47度目V 田中監督「4年生を中心に優勝できたのはうれしい」

[ 2020年10月24日 14:44 ]

関西学生野球連盟 令和2年度秋季リーグ戦   同大2―1立命大 ( 2020年10月24日    甲子園 )

 立命大が同大に敗れて3敗目を喫し、8勝2敗(・800)で全日程を終えていた首位の近大が2年ぶり、18年秋以来、3季ぶり47度目の優勝を決めた。

 甲子園へ視察に来ていた田中秀昌監督は同大の勝利を見届け、「待っての優勝は初めて。今年はコロナ禍の中で4年生にとって最後のシーズンで4年生を中心に優勝できたのはうれしいです」と安堵の表情を見せた。

 今リーグ戦では、今秋ドラフト1位候補の佐藤輝明内野手(4年=仁川学院)がリーグ記録を更新するリーグ通算14本塁打を放つなど、打撃でチームをけん引。指揮官も「ここで1本欲しいなというところで(打てて)ね、そこは成長したところかなと思います」と評価した。

 投げて左腕・大石晨慈(しんじ)投手(近大付)や久保玲司投手(関大北陽)ら2年生投手陣が粘投を見せ、総力戦で勝ち抜いてきた。

 明治神宮大会が中止となり、全国の舞台はなくなったが、11月6日からは関西地区大学野球選手権に臨む。指揮官は「目標は日本一奪回から、関西No・1へ切り替えてやってきた」と話し、初戦の大商大戦へ向け、「(練習試合で)こてんぱにやられたので、挑戦者のつもりで行きたい」と意気込んだ。

続きを表示

2020年10月24日のニュース