巨人 5連投・田口でM5!緊急登板も「無限の体力」今季初セーブ

[ 2020年10月24日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5―4阪神 ( 2020年10月23日    東京D )

<巨・神>9回、代打・植田を打ち取り笑顔を見せる田口(左)と大城(撮影・西尾 大助)
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 巨人は23日、阪神に5―4で競り勝った。1点差に迫られた9回1死一、二塁のピンチでマウンドに上がった田口麗斗投手(25)が5連投の疲れを見せず、最後を締めて今季初セーブ。打線は丸佳浩外野手(31)の先制23号ソロなどで、今季0勝3敗と苦手にしていた西勇輝投手(29)を攻略した。2年連続優勝に向けたマジックは5。カウントダウンは、いよいよ佳境に入った。

 5本指ソックスを履くのは「踏ん張り」が利くから。田口は少年野球時代から続けている。緊急登板は9回。原監督からは「総動員。最後踏ん張れた」と称えられた。

 18日の1軍再昇格から5連投で今季初セーブ。「無限の体力なので大丈夫です。何も疲れてない」。強心臓の裏には繊細な感覚がある。足の指一本一本に神経を研ぎ澄ませ、土を踏みしめる。1メートル71の小柄な体を指先から爪先まで最大限使い打者を抑え込むためだ。

 5―3の9回、守護神のデラロサが乱れた。四球と連打で1点差に迫られ、なお1死一、二塁。原監督に「彼は毎日でも放りたいと、どういうポジションでも前向き」という理由で送り出された。

 5本指のソックスは、広島新庄で2学年後輩だった芽衣さんとの結婚式でも履いていた。17年12月、瀬戸内海の絶景を望む広島市内の式場。菅野らチーム関係者を含む約110人が出席し、手汗が止まらなかったが、足元は揺るがなかった。

 9回のピンチ。低めに集める意識が暴投となり、二、三塁としたが地に足は着いていた。「チームの勝ちに貢献したい」という一心で、ともに代打の糸井を空振り三振、植田は右飛に。20日のヤクルト戦では乱調のデラロサの後を受けた大江、田中豊が連続四球で同点に追いつかれただけに価値あるセーブだ。

 今年1月には第1子の長男が誕生。2年連続2桁勝利した翌18年は3勝と本来の力を発揮できなかったが、家に帰ると芽衣夫人の対応は何も変わらなかった。「いつも通り接してくれたのがうれしかった。日本一になることが一番の恩返し」と言う。同じ左腕の中川が左脇腹痛で離脱する中でチームを救った。

 5本指の5連投。優勝マジックを5に減らした。「僕自身、本当に投げられることに喜びを感じられている」。さあ、ラストスパートだ。(神田 佑)

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