日本ハム 苫小牧駒大156キロ右腕・伊藤大海1位指名へ!北海道移転後、初の道産子1位指名なるか

[ 2020年9月22日 05:30 ]

19三振を奪った苫小牧駒大の伊藤
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 日本ハムが10月26日のドラフト会議で苫小牧駒大の最速156キロ右腕・伊藤大海(ひろみ)投手(23)を1位指名する可能性があることが21日、分かった。04年の北海道移転後、道内チームに所属する選手の1位指名は06年の駒大苫小牧・田中将大(楽天→ヤンキース)のみで同出身選手の1位指名は過去に例がない。23年に開場する新球場の目玉にもなれる道産子右腕を、今後も徹底マークする。

 直球の最速は156キロで、スプリットなど変化球も多彩。チームで先発、侍ジャパン大学代表では守護神も務める伊藤が、愛する北海道のチームに入団する可能性が出てきた。

 昨年オフ、吉村浩GMは伊藤について「能力から言えば十分に1位の選手」と明言したが、ドラフトまで約1カ月に迫った現時点でも評価は不変。早大・早川、明石商・中森、福岡大大濠・山下らとともに、指名リストの最上位に位置する。

 この日、伊藤は苫小牧市内で行われた北海道六大学野球秋季リーグの函館大戦に先発。0―0の延長10回にサヨナラ負けを喫したが、10球団スカウトの前で最速152キロの直球を軸に19三振を奪った。試合後は「北海道で生まれた人間として、北海道の地で頑張れたらなとは思っています」と素直な心境を明かしたが、その希望が現実になるかもしれない。吉村GMら4人で視察した大渕隆スカウト部長も「変化球を上手に使って、直球を生かしていた」と評した。

 伊藤が尊敬する投手は元日本ハムで現在はカブスで活躍するダルビッシュ。「タイプは全然違うけど、考え方とか今までにないものをつくり上げようとしている方」と理由を明かす。自身もダルビッシュ同様に「ユーチューバー」として自身のYouTubeに投球動画などを投稿。ツイッターでは野球部に所属する中・高生からの技術的な質問にも答えており「自分が時間をかけて気づいたことを伝えることで、その選手が次に進めたらいい」と狙いを説明する。

 チームは16年に日本一も17年から昨季までは5、3、5位で今季も借金3の4位。近年はダルビッシュ、大谷のような絶対的なエースが不在だ。1位指名されれば入団から3年後の23年に北海道北広島市に新球場「エスコンフィールド北海道」が開場する。新球場の目玉にもうってつけの即戦力右腕といえる。

 ◆伊藤 大海(いとう・ひろみ)1997年(平9)8月31日生まれ、北海道鹿部町出身の23歳。小2から野球を始め、駒大苫小牧では2年時にセンバツに出場(2回戦敗退)し、1回戦の創成館戦で3安打完封勝利。駒大進学も1年秋に退学し、17年春に苫小牧駒大入学。2年春に公式戦デビューし、無傷の6勝でリーグ優勝し全日本大学選手権出場。2、3年時に侍ジャパン大学代表入り。1メートル76、82キロ。右投げ左打ち。

 ≪06年指名マー君は兵庫県出身≫北海道への移転が決定した02年以降のドラフトで日本ハムが指名した北海道チーム在籍選手は抽選で外れた06年高校生の田中将大(駒大苫小牧)を含め18年の福田(星槎道都大)まで10人いる。そのうち出身地も北海道なのは02年の池田剛基(鵡川)、03年の渡部龍一(札幌第一)、07年高校生の浅沼寿紀(旭川南)、14年の瀬川隼郎(室蘭シャークス)、前記福田の5人。最上位指名は瀬川の5位となっている。

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