巨人・坂本 若松に並ぶセ6位、通算159度目猛打賞!ファンに「感謝」 Vマジック31

[ 2020年9月22日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人10―3広島 ( 2020年9月21日    東京D )

 <巨・広>6回、猛打賞となる中越え適時二塁打を放つ坂本(撮影・木村 揚輔)
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 「小さな大打者」といわれた若松勉。北海道で育ち、身長1メートル68ながらスキーで鍛えた足腰を武器とした。巨人・坂本も下半身を生かし3安打を放った。

 「一人でも多くのお客さんが来てくれることは本当にありがたい。応援も大きい。ファンの方々の力には本当に感謝しかない」。本拠地で5000人から1万9000人に入場者の上限が緩和された初日。若松勉に並ぶセ・リーグ6位の通算159度目の猛打賞だ。

 若松氏は競輪選手並みに太腿が太かった。対照的に坂本はモデル体形。それでも下半身の粘りや柔軟性でカバーし安打を量産する。この日も6回1死二、三塁から右膝を地に着けてタイミングを合わせ左中間に適時二塁打。3、4回の安打も全て外角低めの球を下半身の粘りで打ち返した。3安打3打点。通算2000安打まで残り42試合で42本とした。

 今季は6月19日に無観客で開幕し、7月10日に今季初めて観客が入った。試合前のシートノック。歓声や温かい拍手を受けた坂本は感動のあまり涙を流した。球団首脳に「喜びをかみしめながら必死にプレーしています」と明かしたという。

 3番の坂本は「(4番の)岡本さんにつなぐ気持ちでいきました」と7歳下の後輩に「さん」をつけてはにかんだ。2連勝で優勝マジックは31。リーグ2連覇と通算2000安打をファンに届ける。(神田 佑)

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2020年9月22日のニュース