広島・ジョンソン 6回零封で首位G倒、チーム最多8勝目「まだ優勝を諦めていない」

[ 2019年7月31日 22:23 ]

セ・リーグ   広島3―2巨人 ( 2019年7月31日    東京D )

<巨・広>8勝目のジョンソンはスタンドのファンに挨拶する (撮影・西川祐介)
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 広島のクリス・ジョンソン投手(34)が首位・巨人打線を散発4安打に抑えて6回無失点。前夜チームの9連勝を止められた巨人相手に連敗を阻止し、チーム単独トップとなる今季8勝目(6敗)をマークした。

 前回登板の24日中日戦(マツダ)は3年ぶりとなる完封勝利を1安打投球で飾り、そこから中6日。前回も初回に西川の先頭打者アーチなどで2点の援護をもらうとその2点だけで完封勝利を飾ったが、この日も初回に西川が先頭打者アーチとなる10号ソロを放つと、さらに菊池涼も7号ソロで続いて球団27年ぶりとなる先頭打者アーチから2者連続弾という先制パンチで援護をもらった。

 すると、その裏。先頭の若林に中前打を許すも全幅の信頼を寄せる女房役・石原が二盗を阻止して流れを引き戻し、2回の2死三塁ではゲレーロを見逃し三振。6回には2死から坂本勇に三塁線を抜かれる二塁打を打たれたが続く亀井を打ち取り無失点でリリーフ陣につなぐと、2番手・遠藤が代わりバナの7回にゲレーロに2ランを浴びて1点差に迫られるも8回の1死三塁で今村をリリーフした4番手・フランスアが三直併殺でピンチをしのぎ、イニングまたぎとなった9回も3者凡退に斬って1点差を守り切った。

 「チームのプラン通りにいったと思います」というジョンソンは「自分は自分の仕事をして、中継ぎ陣が出て来て抑えてくれて。最後にフランスアがしっかりと抑えてくれました」といつも通り冷静な口調。自身の連続無失点が17イニングにのびる6回零封を「きょうはちょっと球数を要してしまったんですけど、巨人のパワフルな打撃陣に粘られたりで、ちょっと球数がいき過ぎてしまって6回までしか投げられなかったんですけど、6回をゼロで抑えられたことは良かったと思います」と振り返った。

 前回登板時に続く西川の先頭打者アーチには「アメージング(信じられない)」と笑顔。「西川が2試合連続で先頭打者本塁打。本当に勢いに乗せてくれるような本塁打なので本当に西川には感謝したいと思います」と賛辞を並べた。

 これでチームは再び首位・巨人に5ゲーム差。「まだまだジャイアンツとの対戦もたくさん残っています。ジャイアンツと対戦する時はいつもわくわくしますが、とにかく1試合1試合必死に戦って勝ち星を積み重ねていきたいと思っています」というジョンソンは「まだ優勝を諦めていないので1戦必勝で戦っていきたいと思います」と8月のさらなる快進撃へ語気を強めた。

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2019年7月31日のニュース