阪神・近本、初の4安打 9回先頭で劇勝演出「ソラーテがなんとかしてくれるだろう…と」

[ 2019年7月31日 06:50 ]

セ・リーグ   阪神7―6中日 ( 2019年7月30日    甲子園 )

9回無死、近本は右前打を放つ (撮影・奥 調)
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 4時間を超えるゲームの最終回でも阪神・近本の思考は整理されていた。「流れ的にもランナーが出れば何が起こるか分からない状況だった」。両軍計30安打の乱打戦で登板した投手は計12人。味方は4失策を数えた。乱戦だからこそ小さなきっかけで試合を動かせる――。先頭で打席に向かうと岡田から一、二塁間を破る右前打でソラーテの劇弾を演出した。

 「自分の仕事は(本塁に)還ってくることなので。得点を記録できたというのが、何よりもうれしいです」

 攻守でキレキレだった。0―1の2回2死三塁では快足を飛ばし一塁へ同点の適時内野安打。「1本出れば気持ちも楽になる」と言う通りリズムに乗った。5回先頭では中前打でソラーテの逆転2ランにつなげた。同点の6回1死一、二塁では谷本のフォークを捉えて二遊間を破る一時勝ち越しの適時打。リードオフマンとしてチャンスを作り、得点機では走者を還す。臨機応変の見事な働きを見せ9度目の猛打賞を記録したが、1試合4安打は意外にも初だった。

 「後ろが糸原さんであっても、ソラーテであっても、やることは変わらない。今はソラーテの調子が良いので、なんとかしてくれるだろう…と」

 守備でも試合の流れに影響を与えた。1点ビハインドの5回。先頭ビシエドの遊撃への平凡なゴロをソラーテが失策した直後、阿部の右中間最深部への飛球を快足を飛ばしてキャッチ。抜けていれば追加点を奪われていただけに、ただの1アウトとは言えない大きな価値を持つプレーだった。

 終始、締まりのない一戦にあって、言うことなしの活躍だったルーキーは、ソラーテ、浜地と共に上がったお立ち台で「これから暑くなりますが、僕らも熱く頑張ります」と夏の快進撃を誓った。 (巻木 周平)

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