楽天ドラ4弓削、プロ初勝利が2安打初完封 1メートル93日本人最長身左腕

[ 2019年7月31日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天2―0日本ハム ( 2019年7月30日    札幌D )

楽天の先発・弓削(撮影・高橋茂夫)
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 楽天・弓削が最後の101球目に選んだのは得意のカットボールだった。大田を遊ゴロに仕留め、楽天史上2人目となる新人のプロ初勝利初完封。バッテリーを組んだ同期入団の太田とハイタッチを交わし喜びを分かち合った。

 ニックネームは「和製ランディ・ジョンソン」。日本人左腕で史上最長身となる1メートル93で、横手投げで長い腕をしならせるフォームから低めに集めた。「打たせて取る投球ができた」。最速147キロの直球とカットボールを軸に、2軍で磨いたフォークとチェンジアップを織り交ぜて許した安打はわずか2本。2回に自らの悪送球でピンチを招き「点数は、悪送球の分を引いて99点です」と笑った。

 開幕ローテーション入りしたが、デビュー戦の4月4日の日本ハム戦は2点リードの4回1/3で降板。初勝利まであと2死だっただけに「前回と同じ相手。2軍でやってきたことを試すことができる」と雪辱に燃え、今季チーム初完封で応えてみせた。

 2軍ではトラックマン(弾道測定器)のデータと映像を照らし合わせながらフォームを見直した。「スナップが利いて回転数が多い球の時に空振りが取れていた」。直球の回転数は平均2000~2100だったが、今は約200回転ほど数値が上がった。個別練習で継続して筋力トレーニングにも取り組み、体重は2キロ増えて107キロになった。

 新人バッテリーによる完封勝利は07年の田中(現ヤンキース)と嶋のコンビが達成して以来。10連戦の初戦でフレッシュな力がチームに大きな勝利をもたらした。 (重光 晋太郎)

○…弓削(楽)がパの新人完封一番乗りでプロ初勝利。新人の完封勝利は6月1日ヤクルト戦の上茶谷(D)以来。楽天では12年8月16日、日本ハム戦の釜田以来4人目。登板2試合目は09年8月5日オリックス戦の藤原紘通の8試合目を抜く最速完封になった。また、この日は捕手も新人の太田。チームで新人コンビによる完封は、07年6月13日中日戦の田中将大が嶋(8回までで交代)と組んでマークして以来2組目で、捕手もフル出場は今回の2人が初だ。

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