阪神・浜地がプロ初勝利 ミラクル呼んだ1回零封「勢い付けたいと思って」

[ 2019年7月31日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7―6中日 ( 2019年7月30日    甲子園 )

プロ初勝利を挙げ笑顔でポーズの浜地 (撮影・奥 調)
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 21歳の諦めない姿勢と逆襲の思いが、劇勝を呼び込んだ。9回に登板した阪神・浜地が1回零封。ソラーテの逆転サヨナラ弾でプロ初勝利が転がり込んだ。

 「負けてる展開で最終回もある。勢いを付けたいと思って」

 1点劣勢のマウンドで仕事を果たした。1死から平田に中前打を浴びたが大島を遊ゴロ併殺。前回28日の巨人戦では2回4失点だっただけに「取り返したい思いがあった」と結果で応えた。価値ある0をスコアボードに刻み込み「ミラクル」に望みをつないだ。

 高卒3年目の右腕にとって、いつも前にいたのが同期入団で同い歳の才木だ。昨年まで故障がちだった自身とは対照的に、1つ違いの背番号35にプロ初登板も、初勝利もすべて先を越された。意識しないという方が嘘だろう。今春キャンプ中には沖縄の飲食店で偶然出くわし、周りにいた先輩たちから「気まずそうやな」とからかわれたこともあった。

 「仲が悪いとかじゃないけど、自分がケガしてる時に才木が1軍で投げていて刺激ももらったけど、劣等感みたいなものも、少しはありました」

 遅れてつかんだプロ初勝利を「自分の力で勝ったとは思わない。チームが勝ってそれが良かった」とかみしめた。2軍を指揮した昨年から期待をかけていた矢野監督も「昨年は投げることがやっとのピッチャーだったのを俺も見てきてた。プロの第一歩を踏み出せたっていうのは、一生忘れない1勝になったと思う」と目を細めた。

 試合終了後の時点でウイニングボールは手元になかった。「先発で頑張ります(笑い)」。少しだけ顔をのぞかせた若武者の「意地」が初々しかった。 (遠藤 礼)

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