ソラーテ劇場!拙守連発もラストに逆転サヨナラ2ラン “自作自演”の「はちゃめちゃストーリー」

[ 2019年7月31日 05:33 ]

セ・リーグ   阪神7―6中日 ( 2019年7月30日    甲子園 )

9回無死一塁、逆転サヨナラ2点本塁打を放つソラーテ(撮影・北條 貴史)
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 阪神は30日の中日戦でサヨナラ勝ちした。1点を追う9回無死一塁から新外国人のヤンハービス・ソラーテ内野手(32)がこの日2本目となる左翼ポール直撃の3号2ランを放った。

 ハラハラ、ドキドキの「ソラーテ劇場」には最高の「セクシータイム」が待っていた。5―6の9回無死一塁。新助っ人のバットから放たれた打球が左翼ポールを直撃した。この日2本目の3号2ランは劇的過ぎる逆転サヨナラ弾。両軍合わせて30安打が飛び出した自身初見参の甲子園で、良くも悪くもファンの目を釘付けにし続けた。

 「アリガトウ、アリガトウ、アリガトウ! 信じられない気持ち。ホームランを打ててチームを勝ちに導くことができたのでこの調子でやっていきたい」

 サヨナラ本塁打はパドレス時代の17年9月2日のドジャース戦以来。三塁ベースを回ると、大ジャンプして両手でワニが口を閉じるような独特のポーズを決めた。大リーグ時代に「クロコダイルポーズ」と呼ばれたルーティンの意味を「神様に感謝して拍手しているんだ」と明かした。

 自作自演の「はちゃめちゃストーリー」だった。打っては2本塁打を含む4安打4打点の大暴れ。一方で遊撃の守備では2失策に加え、記録に残らない拙守も連発した。しっかり守っていれば快勝?だったかもしれないが、結果良ければ全て良し。本拠の虎党に強烈なインパクトを残した。

 1―2の5回無死一塁では左中間へ2号逆転2ラン。自身の甲子園デビュー戦で、球団通算8000号のメモリアル弾を放ち“持ってる”ところを見せつけた。

 「新たな球団の歴史に名前を残すことができてうれしいね」

 目立ったのは良いところばかりじゃない。2回先頭の京田のゴロを捕れずグラブの下を通過(記録は中前打)。5回にはビシエドのゴロをはじいて来日初失策を記録し6回1死二塁では一塁悪送球でピンチを拡大し失点につながった。それでも自慢のバットで全てを帳消しにした。

 甲子園での登場曲には米国の歌手LMFAOの「Sexy and I Know It」を選曲。自身のニックネームにちなんだ曲で球場を盛り上げた。ファンの気持ちを何度もアップ、ダウンさせたこの日は、抜群にセクシーだった。

 「自分のキャリアでも一番のファン。これからもみなさんのために100%、200%、300%で戦っていきたい」

 課題も出たが、その加入でチームの雰囲気をガラリと変えたのも確か。背番号42からもう目が離せない。(山添 晴治)

○…ソラーテ(神)が逆転サヨナラ本塁打。阪神の逆転サヨナラ弾は13年6月9日ロッテ戦のマートン以来6年ぶり。また、この日は5回にも逆転2ラン。チームでサヨナラ本塁打を含む2本塁打は13年4月19日ヤクルト戦で福留がマークして以来6人目だが、過去の5人のサヨナラ本塁打は同点からの勝ち越し。逆転サヨナラを含む2本塁打はソラーテが球団史上初めて。

○…30日の阪神―中日戦は両チームがリードを奪い合った。逆転の回数は5度を数え、これは04年9月23日の横浜―巨人戦などであった逆転6度に次ぐシーソーゲームとなった。 

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