【歴代巨人キャップが語る「原辰徳」】野球も愛も?最後は「えいっ!やー」

[ 2019年7月31日 09:00 ]

セ・リーグ   巨人8―5広島 ( 2019年7月30日    東京D )

お立ち台でインタビューを受け、力強い口調で質問に答える原監督(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 若大将、やりましたね。今季3度目の指揮を執り、通算13年目で1000勝に到達した巨人・原監督。現役、コーチ時代を含め、取材してきた歴代の巨人担当キャップが原監督の人柄や当時の思い出を語った。

 17年前の原監督の一言が忘れられない。初夏のある日。都内の監督の自宅から東京ドームへ向かう車中の取材で、なぜか結婚の話題になった。当時独身だった私にアドバイスをくれたのだ。

 「将来のことなんて誰も分からない。自分を信じること。まあ、最後は“えいっ!やー”だな」。ニヤリと笑いながら肩をバチンと叩かれた。少し照れくさい「ジャイアンツ愛」を真顔で力説する新監督にしては、随分ざっくりとした表現だな、とその時は感じた。

 だが、シーズン中の采配を見ていて言葉の意味が分かった気がした。初勝利は開幕4戦目と難産だったが、ONもできなかった1年目の優勝を成し遂げた。厳しい状況になればなるほど、それを楽しむかのようにベンチで笑みを浮かべる。選手を信頼し、最後は父・貢氏譲りの勝負師の感性で決断を下す。「えいっ!やー」は原監督の胆力を示す言葉なのだ、と。

 余談だが、あの日の助言を生かした私の結婚式には温かいビデオメッセージも贈っていただいた。胆力だけじゃない。半端ない“愛”も原辰徳という男の魅力なのだ。 (01、02年巨人キャップ・福澤 孝哉)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年7月31日のニュース