乾&吉田 涙の4位…遠征減響き日本勢2大会連続メダルならず ASデュエット決勝

[ 2021年8月5日 05:30 ]

東京五輪第13日 アーティスティックスイミング・デュエット決勝 ( 2021年8月4日    東京アクアティクスセンター )

アーティスティックスイミング・デュエット決勝フリールーティンで演技する乾と吉田(撮影・会津 智海)
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 アーティスティックスイミング(AS)デュエット決勝のフリールーティン(FR)で乾友紀子(井村ク)吉田萌(ザ・クラブピア88)組は94・4667点で、3日のテクニカルルーティン(TR)と合計187・8166点の4位だった。日本はこの種目で2大会連続のメダルを逃した。

 3日連続でライバルのウクライナのペアに屈した上に、「ロボットから人間への進化」をテーマとする同じ演目を泳いだ2日の予選より点差を広げられた。ぼうぜん自失の吉田は「たくさん練習してきたつもりだったが、結果につながらなかった。まだまだ足りていなかった」と涙した。

 採点競技のASでは国際大会で力をアピールすることが重要とされる。新型コロナウイルス禍でなかなか海外に出る機会をつくれなかったことも響き、井村監督が「日本って島国。往来が制限されると弱い」と危ぶんだ通りの結果が出た。経験豊富な監督は「前半戦が終わっただけ。まだチームがある。巻き返して頑張りたい」と力を込めたが、正念場が訪れた。

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2021年8月5日のニュース