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卓球女子団体 金メダルかけ中国と決勝!最強ライバルも警戒する伊藤美誠が悲願へのカギ握る

[ 2021年8月5日 05:30 ]

伊藤美誠(AP)
Photo By AP

 女子団体の準決勝で、4連覇を狙う中国がドイツにストレート勝ちした。この結果、日本は、5日午後7時半からの決勝で、最強のライバルと激突することが決まった。今大会の混合ダブルスで金、個人シングルスで銅メダルのエース伊藤美誠(20=スターツ)が、打倒・中国のカギを握る。

 日本の相手は、やはり中国だった。この日の準決勝で、強豪のドイツを子供扱いした世界最強の国と3人娘は頂上決戦をする。

 敵は鉄壁の布陣を敷いている。許昕(きょきん)と組んで混合ダブルスに出場し、決勝で日本の水谷・伊藤組に敗れた世界ランキング7位の劉詩ブン(りゅうしぶん)が、故障を理由に団体戦を離脱。ベテランに代わって、同4位で勢いがある22歳の王曼イク(おうばくいく)が加入した。当初よりも強さが増した感がある陣容で、チームは初戦から全3戦をストレート勝ち。シングルス金で同1位の陳夢(ちんむ)、銀で同2位の孫穎莎(そんえいさ)の3人で、大会4連覇を狙っている。

 悲願の金メダルへ、カギを握るのは伊藤だ。今大会の混合ダブルスで金、個人シングルスで銅メダルを獲得したエースは、シングルス2戦で起用される見込み。前日、香港にストレート勝ちした後、対戦相手が未確定だったものの、決勝戦へ「感謝と楽しむ気持ちを持って最後は思い切ってぶち当たりたい」と気合を入れていた。

 中国が最も恐れる存在でもある。関係者によると、中国国内のナショナルチームの拠点では首脳陣の部屋に伊藤の写真が貼ってあるという。最強国が「要注意」と位置付ける選手が“賞金首”のように壁に並び、日本勢では唯一、リストアップされているそうだ。

 同時に、分析班には「伊藤の幼少時のビデオを探せ」という指令が飛んでいるとも伝わる。「小さい頃の癖は消せない」という理由だった。世界ランキング3位の日本の柱を、本気でつぶしにきているのだ。

 日本が過去に中国と対戦したのは、12年ロンドン五輪決勝のみ。今大会で主将を務める石川が出場し、ストレート負けを喫した。2大会ぶりの対戦で、違った姿を見せる。(倉世古 洋平)

 《世界ランク1つ落として美誠3位に》国際卓球連盟(ITTF)は3日付世界ランキングを発表し、女子シングルスで伊藤美誠(スターツ)が前週から1つ落として3位となった。石川佳純(全農)は1つ上げて9位。平野美宇(日本生命)は12位。男子シングルスは張本智和(木下グループ)が4位で、丹羽孝希(スヴェンソンホールディングス)が1つ上げて16位、水谷隼(木下グループ)は2つ下げて20位だった。1位はともに中国勢で男子は樊振東、女子は陳夢で変わらなかった。

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