【ゴルフ女子】畑岡、後半盛り返す好スタート 負けるわけにはいかない“聖地”で強い気持ち―小田美岐の目

[ 2021年8月5日 05:30 ]

東京五輪第13日 ゴルフ女子第1日 ( 2021年8月4日    埼玉・霞ケ関CC=6648ヤード )

1アンダーでホールアウトした畑岡
Photo By 共同

 畑岡選手も稲見選手も、初日アンダーパーのスタートなら良い滑り出しだと思います。畑岡選手は時折ショットがぶれ、パットも途中までグリーンのスピードをつかみかねている感じでした。でも一時は2オーバーまでスコアを落としたのに、そこから盛り返すことができたのはそれだけ状態がいい証拠。なかなかリズムに乗り切れなかったのは、地元開催の五輪という緊張感もあったと思います。

 霞ケ関は日本ジュニア選手権の決勝会場。ジュニアゴルファーにとっては、高校球児の甲子園のような聖地です。畑岡選手にすれば、その場所で他国の選手に負けるわけにはいかないという強い気持ちがあるのではないでしょうか。

 稲見選手もそれは同じだと思います。この日はグリーンを外した後のアプローチが入りそうな場面が何度もありました。

 前週の男子に比べラフは刈り込んであります。でも草が密集しているので曲げるとボギーが出る可能性が高くなります。ある程度ボギーを叩くのは仕方がないでしょう。初日は2人とも静かな滑り出しでしたが、地元開催の五輪ということを考えれば終盤までトップの後ろにつけて、最後にスッと抜け出す展開が理想的です。(日本女子プロゴルフ協会専務理事)

続きを表示

2021年8月5日のニュース