レスリング・川井梨紗子 友香子と姉妹同時金メダルに王手! 妹の歓喜の瞬間見届けて刺激に

[ 2021年8月5日 05:30 ]

東京五輪第13日 レスリングフリースタイル女子57キロ級 準決勝 ( 2021年8月4日    幕張メッセ )

<東京五輪 レスリング 女子フリースタイル57キロ級準決勝>接戦を制して決勝進出を決めた川井梨紗子(左)(撮影・北條 貴史)
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 バトンは受け取った。女子フリースタイル57キロ級で、5日の決勝に勝ち進んだ川井梨は、62キロ級決勝の歓喜の瞬間を見届け、両手を上げて祝福。自身の準決勝から2時間後、第2ピリオドから観客席に駆けつけ「ちゃんと見てるよ、大丈夫」と声も掛けた。リオ五輪63キロ級に続く2連覇と姉妹同時金メダルへ。妹の勇敢な姿が、何よりも刺激となった。

 自身の準決勝の相手はリオ五輪53キロ級女王のマルーリス。決勝で大学の先輩・吉田沙保里さんの4連覇を阻んだ難敵だった。吉田さんから「組み手が強い」と聞いたが、開始直後の自らの直感を信じた。「練習でいつも組んでいるパートナーの方が圧がある。真っ向勝負しよう」。6分間押し続け、攻勢で2度、相手消極性によるポイントを得た。「3試合通して感覚が一番良かった」。点差以上の圧倒だった。

 その試合は妹が見守ってくれた。「友香子がいるから(普段と)一緒。いてくれて良かった」。次は姉の番。2人の夢を乗せ、勝負のマットに立つ。

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2021年8月5日のニュース