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女子バスケ、歴史的4強 残り15.2秒から林の3点シュートで逆転 74年モントリオール超え!

[ 2021年8月5日 05:30 ]

東京五輪第13日 女子バスケットボール準々決勝 ( 2021年8月4日    さいたまスーパーアリーナ )

<日本・ベルギー>初の4強入りを果たし、喜びを爆発させる日本の選手たち(AP)
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 世界ランク10位の日本が準々決勝で同6位のベルギーに86―85で競り勝ち、初の4強進出を決めた。2点を追う第4Q残り15・2秒で林咲希(26=ENEOS)が逆転の3点シュートを決める劇的勝利。チームは最大の武器である3点シュートを14本成功と量産して、76年モントリオール五輪の5位を超える史上最高成績を確定させた。6日の準決勝では同5位のフランスと対戦する。

 歴史を変える放物線が描かれた。2点を追う第4Q残り15・2秒、林が町田からのパスを受けてシュートフェイクでマークを外してステップバック。3点シュートのエリアまで下がり、ほぼ正面からリングを射抜いた。「ドライブの選択肢はなかった。自然な流れで打てた。打った瞬間に入ると思った」。終了間際にベルギーのシュートがリングに嫌われると、初の4強を告げるブザーが鳴った。

 ジャパンズウエーを貫いた。日本の平均身長1メートル76は出場12チームで2番目に低い。高さの不利を補う生命線が3点シュートだ。この日の試投数33本は相手を10本も上回り、成功率も42%を記録。第3Qで一時13点のリードを許したが、第4Qだけで5本の3点シュートを沈めて土壇場で逆転に成功した。3点シュート7本成功でチーム最多21得点の宮沢は「自分たちには3点シュートがある。絶対に流れは来ると思っていた」と振り返った。

 準々決勝までの4試合終了時の3点シュート試投数137本は、2位オーストラリアの107本を上回るトップ。3点シュートを除く得点の大半がゴール下のペイントエリア内から生まれているのも特徴だ。この日の試合で中間距離の「ロング2」の試投数3本で成功は1本だけ。ホーバス監督は「長い距離の2点シュートは良くない」と極力避けるように指示。シュートは3点と成功率の高いゴール近辺の2点だけに徹する独自の攻撃が効いている。

 チームでシューティング練習をする時間は短いが、全体練習の前後に各自が自主トレを実施。練習後に平均で30~40分程度、1時間近く打ち続ける選手も多く、コーチ陣から「もう帰った方がいい」と言われることも多々ある。今大会は身長1メートル93のエース渡嘉敷が故障でメンバー落ち。ポイントガードの町田は「渡嘉敷さんがいない分、逆にこのメンバーでしかできないバスケになっている」と指摘する。高田主将は「目標は金メダル。次、勝つことが条件になる」と力を込めた。準決勝進出は通過点。黄金の輝きまで歩みは止めない。

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