中国に0―3完敗 馬場監督「普通に試合をさせてしまった」卓球団体女子決勝

[ 2021年8月5日 22:13 ]

東京五輪第14日 卓球団体女子決勝   日本0―3中国 ( 2021年8月5日    東京体育館 )

<東京五輪・卓球>女子団体決勝、中国に敗れて銀メダルとなった(右から)伊藤美誠、石川佳純、平野美宇(撮影・小海途 良幹)
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 伊藤美誠(20=スターツ)、石川佳純(28=全農)、平野美宇(21=日本生命)の3人で打倒中国を目指した日本だが、0―3で敗れた。悲願の金メダルは逃したが、3大会連続のメダル獲得で、銀メダルは12年ロンドン大会以来となった。

 リオ五輪後から日本を率いた馬場美香監督(56)は「(第1試合の)ダブルスを取り、伊藤に回したかった。勢いに乗れば第3試合の取れる可能性があった。中国に普通に試合をさせてしまった」と完敗を認めた。5年間掛けて個々の選手強化はもちろん、中国勢対策にも取り組み「十分やってきた」としながらも、「実力は追いつかなかった」とも。技術面の実力は縮まったとしながらも、「試合のどの場面で、どの技術を使うかなど、戦術対応能力は相手が上だった」と総括した。

 リオ後に伊藤がエース格に成長し、国際大会で中国勢を破る試合も増えた。馬場監督は「伊藤が中国に勝つ時は、相手が驚くようなプレーと技術を出し、プレッシャーを与えられている」と分析。相手に心理的な重圧を掛けることが重要との見立てで、今後については「日本独自で相手にはないスペシャルなものを持つ必要がある」と展望を語った。

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