山田邦子 88歳の母の介護「YouTubeを頼って…凄く参考に」面倒見ていた弟も体調を崩したとも語る

[ 2023年4月21日 15:50 ]

山田邦子
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 お笑いタレントの山田邦子(62)が21日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。母の介護について語った。

 司会の黒柳徹子は山田について「お母さまの昭子さん、88歳の介護を通して、最近は健康について考えて。外に出て歩くことを心がけたりなさってるということで」と紹介。山田はかつて昭子さんと共に出演した番組のVTRや写真を見ると、「もうね、残念ながら動かなくなりましたね。この頃はとっても元気でしたけど、88、今年89になりますから、90まではなんとか生かしてあげたいなと思うけれども」と現在は介護をしていると明かした。

 「2年前まではまだしゃべっていて。“あら邦ちゃん”なんて言ってテレビを見て一緒にしゃべったりなんかしてたんですね。髪の毛も一緒に巻こうなんて言ってふざけたりしてましたけど、もういよいよ動かなくなりましたね」と説明。「人間って言うのは筋肉なんでしょうね。飲みこむのも逆流してしまうし。本当に先生方にもいろいろとお世話になりながら」と続けた。

 介護の始まりを聞かれると、「3年前ですかね。骨折をして家から出なくなった、動かなくなった。これが良くなかったですね」と山田。当初は8歳下の弟が母の面倒をみていたとしながらも「この弟が3年ぐらい前から調子が悪くなって。さすがに全部100パーセント弟がみていた、弟が少しね、ストレスがたまって、心臓が痛い、熱が出る、咳が出るって変なことになってきたんです。それで、いけないっていうことで、弟をみるようになりました。それと、恥ずかしいんですけどYouTubeを頼って、一般の方に“こういうような状況だけど”って言ったら、いろいろと教えてくださった。介護の認定をこういうふうにとってこういうふうに施設を探した方がいい、とか凄く参考になりました」と説明した。

 昭子さんからは2年前に「助けてほしい」との連絡があり、家の片づけを手伝ったことがあったとし、「これね、ぎりぎりでしたね。これ“いる?”“いらない”とか、“あんたにあげるよ”とかね、化粧品の一個一個も、ブローチや何かの一個一個もやれたことがほんと最後良かったと思います。その後本当に、ほとんど何もわからなくなっちゃったんで。ぎりぎり良かったなと思います」と回顧した。

 また黒柳が「“もう死にたい”なんて言われたこともある」と話すと、山田は「やっぱり皆さんそうだと思うけど、なんか前向きに明るくって言ったら“ああありがとう”とかそういうのはいいんだけども、“死にたいと言われた時には”本当にせつなくなりましたね」としみじみ。「活発な母でしたから、これからおしゃれもできない、おでかけもできないと思ったんだと思います。それで迷惑かかっちゃうから、“1日でもいいから早く死にたい”って言われた時は、あーっどうしようかなっていうことで。でも弟がね、“何言ってんだよ”ということで。ちょっとでも好きなものがね、においだけでもとか、唇に塗るだけでもとか言って、“みたらし団子のたれだけだよ”とか、そんなことでも一喜一憂というか、にこにこしながら頑張っています」と語った。

 介護はどういうことが大切だと思うかと聞かれると、「もうねえ、肉親だからこそいらいらしたり、ちょっとしたことできーっとなっちゃうんですけど、そしたら深呼吸、誰のためにやってるんだろう、これ母が喜んでるんだろうかななんて思いますけど、これはもう母が最後に教えてくれる、親が最後に教えてくれる何か学習なんだなと思って、これから逝く道の私にも、こういうことがあるんだなということで、そういうような気持ちで接するということが大事なんだなと思いました」と山田。介護する側が倒れる前に相談することも大切だと言われると、「そう思います。弟は本当にぎりぎりだったと思います。感謝感謝」と話した。

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2023年4月21日のニュース