井上雄彦氏 映画「スラムダンク」中国公開に謝意「新作を制作することは挑戦であり喜び」 既に記録的人気

[ 2023年4月21日 10:13 ]

大ヒット中の「THE FIRST SLAM DUNK」(C)2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners
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 人気バスケットボール漫画「スラムダンク」の映画「THE FIRST SLAM DUNK」が20日、中国本土で公開された。事前のチケット販売額が約1億1560万元(約22億6000万円)を突破し、中国で公開された海外アニメの興行収入記録を更新する可能性が出てきた。

 中国でのフィーバーぶりに、原作者で映画の脚本・監督を務めた漫画家の井上雄彦氏は20日、ツイッターに「中国で公開され、とてもうれしいです。クリエイターにとって、新作を制作することは挑戦であり、喜びでもあります。『THE FIRST SLAM DUNK』を楽しんでいただけたら幸いです」と中国語で投稿し、中国のファンに謝意を示した。

 作品は、週刊少年ジャンプに1990年から96年まで連載されて人気を集めた井上氏原作の漫画を新たに映画化。井上氏が自ら脚本を書き、監督も務めた。中国では「灌籃高手」と表記され、テレビアニメ版が1990年代に放映。一部で熱狂的な支持を得ている。待望の映画公開。最終的には日本での全興行収入120億円を超える勢いで、人口が桁違いなだけに“レベル違い”な新記録が見込まれる。中国では3月24日公開の「すずめの戸締まり」も好調。興収が今月17日に7億5200万元(約145億9000万円)となり、日本の約144億円を上回った。

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