ハナコ・秋山 インスタきっかけで自身初イラスト集「#秋山動物園」発売 夢は森美術館で個展

[ 2023年4月21日 05:15 ]

本紙用に「ハナコ」のイラストを描いた秋山寛貴。森美術館での個展開催を目指す
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 お笑いトリオ「ハナコ」秋山寛貴(31)が20日、都内で自身初のイラスト集「#秋山動物園」(朝日新聞出版)の発売イベントを行った。念願の出版に「まさか書店に自分の絵が並ぶ日が来るなんて、本当に夢のよう」と笑みがこぼれた。

 2020年5月からインスタグラムに毎日投稿してきた動物イラストと、描き下ろし4匹を加えた全44匹を掲載。クスッと笑えるゆるい動物たちが集まった一冊だ。この日は「ハナコ」のメンバー3人も動物として描き本紙にプレゼント。すらすらとペンを走らせ5分足らずで完成。岡部大(33)はゴリラ、菊田竜大(35)はキツネ、自身はリスとした。

 普段から秋山が描く姿を見ている2人には「よかったよ」と出版を祝福されたという。芸人仲間からも好評。霜降り明星の粗品(30)からは「こういう物をもらう時、困ることもあるけどこれはうれしい」と言われたそうで、秋山は「素直にうれしかった。こいつうそついてないなと」と喜んだ。

 幼い頃から絵を描くのが大好きで「小学校の時も図工の成績が一番良くて褒めてもらえた」。高校時代は美術系のコースで美大進学を目指した。現在は「お笑い芸人」としてネタ作りを担当。イラストはネタ作りと思考が近いといい「ニヤッとしてもらえたらいいなと思いながら動物を描いている。使う脳みそは似ているかも」。お笑いとイラストの相乗効果を実感している。

 今後について「個展を開きたい。大きい夢なら森美術館!上京してすぐに行った思い出の地でもあるので」と語り、東京・六本木ヒルズ森タワー最上層にある「現代アートの殿堂」での開催を夢に掲げた。「これまで描いた動物は90匹くらい。全匹並べて壁を埋めたらカラフルで奇麗なんじゃないかな」と、尽きぬアイデアが口からあふれ出た。

 ≪“絵心ある芸人”他には木梨、くっきー!≫絵がうまい芸人としては「とんねるず」木梨憲武(61)らが有名。木梨は全国巡回展を行うなど数々の個展を開催している。独特の世界観を表現する「野性爆弾」くっきー!(47)は19年にニューヨークの世界最大の美術市場「Artexpo New York」で、最も注目する5人に選出された。自筆のイラストを見せるフリップネタをする鉄拳(50)はもともと漫画家志望だった。パラパラ漫画の動画「振り子」は「泣ける」と話題を呼び、実写映画化もされた。

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