令和に復活「風雲!たけし城」アマプラで21日配信開始 攻撃隊長・谷隼人「全てがバージョンアップ」

[ 2023年4月21日 05:15 ]

フォトセッションに納まる(左から)なすなかにしの中西茂樹、木村昴、なすなかにしの那須晃行、谷隼人、バナナマンの設楽統、狩野英孝、バナナマンの日村勇紀、ハリウッドザコシショウ(撮影・西海健太郎) 
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 ビートたけし(76)が城主を務めるAmazonプライム・ビデオ「風雲!たけし城」は21日、世界配信がスタートした。これに先立ち20日にはワールドプレミアが東京・恵比寿ガーデンプレイスで行われ、家老のバナナマンの設楽統(49)と日村勇紀(50)、攻撃隊長の谷隼人(76)、木村昴(32)らが出席した。

 1986~89年にTBS系で放送された伝説のバラエティーが、34年ぶりにスケールアップして復活。世界159カ国で放送され、10カ国では現地版も制作されたとあって、この日も英国、スペインなど世界から約40人の海外メディアが駆けつける注目度だ。

 会場にはたけし城が再現され、大ファンだったという設楽は「コンビを組んだ時、日村さんに(自身の名を冠して)おさむ城をやりたいと言っていたので、ちょっと近づけて本当にうれしい」と感慨深げ。たけしとはこれまで何度も共演しているが、「たけし城の城主として出会うと、膝がガクガクした。物凄いスピードの爆笑トークの迫力が凄くて、僕たちは“殿”としか言えなかった」と興奮気味に話した。

 たけしからは指令が届き、攻撃軍だった狩野英孝(41)、ハリウッドザコシショウ(49)らが偽の石を見破りながら対岸を目指す人気ゲーム「竜神池」(この日は水の代わりに発泡スチロール)に挑戦。攻撃隊長として再登板の谷は「セットが当時よりでかい。全てがバージョンアップしている」と太鼓判を押した。

 難攻不落のたけし城に挑む300人以上の攻撃軍には、日本だけでなく米国、ドイツ、ヨルダンなど世界中の精鋭たちが参加した全8話。設楽は「言葉はいらないということ。世界中の人たちが笑えるものを作ったドリームボックスです」とアピールした。

 ≪「SASUKE」のひな型に≫「たけし城」はバブル真っ盛りだった86年のスタート。横浜市青葉区にあり、2万3000坪(約7万5900平方メートル)の広大な敷地を誇る緑山スタジオの敷地に400坪(約1320平方メートル)の難攻不落のたけし城が建設された。

 高さ約15メートルの城は、5階建てマンションに匹敵。総工費は1億円だった。番組の最高視聴率は24・7%を記録した。

 「ゲーム」と呼ばれる数々の障害物が配置されたコースに、体を張って挑戦する番組のフォーマットは、同じく世界的な人気を誇るTBS「SASUKE」のひな型になったとも言われる。

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2023年4月21日のニュース