「どうする家康」家康、ついに覚醒?信長&秀吉に啖呵「あほたわけ」「クズ」ネット沸く「天下統一の片鱗」

[ 2023年4月21日 09:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」第14話。浅井・朝倉軍を迎え撃つ徳川家康(松本潤・中央)(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月16日、第14話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第14話は「金ヶ崎でどうする!」。織田信長(岡田准一)とともに越前・朝倉義景との戦に臨んだ徳川家康(松本潤)だったが、その裏で浅井長政(大貫勇輔)が謀反を決意。浅井・朝倉に挟み撃ちにされれば、織田・徳川連合軍はひとたまりもない。長政の妻・お市の方(北川景子)の心中を察した侍女・阿月(伊東蒼)は、信長が陣を敷く金ヶ崎へ向かうが…という展開。

 織田信長の退却戦「金ヶ崎の退き口」(元亀元年、1570年)が描かれた。

 信長は「あれじゃ、あの奥」「明国の港も見えよう」「たわけ!あれは越前の岬じゃ。見えるわけがなかろう」と家康をからかう。家康はボソッと「ざけんな…」とイラ立った。

 そして、長政の裏切りをめぐり、家康と信長は衝突。家康が「おまえの心の内など分かるものか!」と叫ぶと、信長は目を浮かべ「出ていけ!おまえの顔など二度と見たくない」「朝倉の次はおまえじゃ。俺に逆らうとはそういうことじゃ」と激怒。売り言葉に買い言葉、家康は「ふざけるな、あほたわけ!」と言い返した。

 引き揚げた後、「左衛門尉、数正!どうしてもっと早く止めてくれなかったんじゃ」と、いつもの弱気も出たが、信長に真正面から歯向かったのは初か。

 阿月の命懸けの伝言もあり、信長は撤退を決意。最後尾「殿(しんがり)」を任された木下藤吉郎(ムロツヨシ)は手伝わなければ裏切り者だと言いふらす、と家康を恫喝。家康は胸ぐらをつかみ「クズじゃな、おまえは」と吐き捨てたが、藤吉郎は「あんたのために言ったっとるんだがや」と不敵な笑みを浮かべた。

 松平昌久(東京03・角田晃広)に「わしは寅の年、寅の日、寅の刻に生まれた武神の生まれ変わりじゃ!」などと咆哮、威厳を示した第2話(1月15日)以来、いよいよ“覚醒モード”に突入か。SNS上には「新章開幕にして、松潤家康の覚醒が始まっているのをハッキリと感じられる回だった。顔つきや声の出し方が全然違う!」「民の思いに寄り添いながら信長に啖呵切った家康に、天下統一の片鱗を見た気がする」「史実は詳しくないので、これまでの家康の表情を見ての感想ですが、今回の家康は結構、人のためなら覚醒するので(お市様を助けた時とか)今回も信長を助けたい一心であんな風になったんじゃないかなぁと思っています」などの声が続出。「あほたわけ」がツイッターの世界トレンド17位(午後9時)に入るなど、反響を呼んだ。

 次回第15話(4月23日)は「姉川でどうする!」。織田・徳川連合軍VS浅井・朝倉連合軍の「姉川の戦い」(元亀元年、1570年)が描かれる。「三英傑」の関係性が一層、注目される。

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