「どうする家康」今夜“元康VS鵜殿長照”メガネなし野間口徹がネット話題!番組CP起用理由「新鮮味も」

[ 2023年2月12日 09:30 ]

大河ドラマ「どうする家康」第5話。 今川氏真の命に鵜殿長照(野間口徹)は…(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は12日、第6回「続・瀬名奪還作戦」。主人公・松平元康(のちの徳川家康)と今川家重臣・鵜殿長照の戦に注目が集まる。トレードマークのメガネを外して長照役を好演中の名脇役・野間口徹(49)がSNS上で話題に。お笑いコンビ「キャイ~ン」の天野ひろゆき(52)、お笑いトリオ「東京03」の角田晃広(49)もメガネなしの出演。制作統括の磯智明チーフ・プロデューサー(CP)に“メガネ俳優”の起用理由を聞いた。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となる。

 第1回(1月8日)に岡崎城城代・山田新右衛門役で天野、松平元康(松本潤)が兵糧入れに成功してピンチを救った大高城城代・鵜殿長照役で野間口が登場。第2回「兎と狼」(1月15日)は角田が元康を罠にかける大草松平家の当主・松平昌久役を憎たらしく演じた。3人ともメガネがトレードマークとあり、気づかない視聴者もいた。

 長照は第5回(2月5日)で再登場。元康が織田信長(岡田准一)と同盟を結んだため敵対。妹・お田鶴(関水渚)をスパイに、本多正信(松山ケンイチ)と服部半蔵(山田孝之)の瀬名(有村架純)救出作戦を見破り、返り討ちにした。

 磯CPは「メガネがトレードマークの方を時代劇にキャスティングする時は、見た目が当然ガラッと変わりますから、いったん考えますよね」としながらも「ただ、そこで線引きをしてしまうと、キャスティングの幅が広がりませんし、古沢さんの脚本はどのキャラクターも面白く書かれているので、メガネなしでも、その役者さんの個性や演技と役柄がフィットしていれば、何の問題もありません。逆にメガネをかけていない野間口さんが視聴者の皆さんに新鮮に映ればいいなという思いもあってオファーしました」と起用理由を説明。

 「野間口さんや角田さんは声も特徴的ですよね。時代劇は声で役柄を理解していく、キャラクターを聞き分けていく部分もありますから、そういう意味でも、メガネがないことはそれほどデメリットにはならないと思います。今回に関しては、新鮮味という点でも、逆にメリットの方が大きいと考えて、お三人にお願いしました」。見事に奏功した。今夜の“野間口長照”に期待が高まる。

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2023年2月12日のニュース