【どうする家康 大河絵(どうする絵)】第5話 汲々とした服部半蔵と飄々とした本多正信、失敗どうする?

[ 2023年2月12日 12:01 ]

イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「どうする家康」第5話大河絵 汲々とした服部半蔵と飄々とした本多正信、失敗どうする?
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は12日、第6話が放送される。

 昨年の三谷幸喜氏脚本「鎌倉殿の13人」のイメージイラスト全48話分と3枚の“大河絵巻”を描いたイラストレーター石井道子氏。“大河絵”“鎌倉絵”“殿絵”と人気を博した。大河ドラマ62作目となる「どうする家康」でも、前作「鎌倉殿の13人」に負けず劣らない“クセ強”キャラたちを石井氏が描いていく。

 先週の第5話は「瀬名奪還作戦」。今川滅亡を織田信長(岡田准一)に約束した松平元康(松本潤)は、駿府に囚われの愛妻・瀬名(有村架純)を取り戻そうと決意。家臣たちの反対を押し切り“イカサマ師”と呼ばれる嫌われ者・本多正信(松山ケンイチ)の妙案に望みを託す。正信は伊賀忍者・服部一党を動員して奪還作戦を立てるが、頭領の服部半蔵(山田孝之)は過去の失敗から完全に自信を失っていて…という展開。

 第4話の「目が笑っていない」木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉、ムロツヨシ)に続き、またしても強烈なキャラが登場。先祖が忍びの郷・伊賀出身のため忍者とよく間違えられる服部半蔵は「そもそもできることなら争いを避けて生きたい人」(山田談)という怖さや使命など様々な葛藤に揺れ動く、人付き合いが苦手な自称「武士」。山田が心にゆとりがなく汲々(きゅうきゅう)として、頼りなさそうな頭領を怪演している。一方、元康家臣団に“イカサマ師”呼ばわりされる本多正信は、飄々(ひょうひょう)とした様を松山が見事に表現。まさかの“初登場即退場”した服部党の大鼠(千葉哲也)など、濃すぎる登場人物たちを石井さんが描く。失敗したけど…どうなる?続く瀬名奪還作戦。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでは昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に続いて2度目の大河絵連載。

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