お笑いコンビ「ザ・ギンギンマル」オガタ。さん 大腸がんで死去、36歳 「まだ生きると」相方約束叶わず

[ 2023年2月12日 16:40 ]

お笑いコンビ「ザ・ギンギンマル」のオガタ。さん(左)と相方の長谷川デビルマル

 お笑いコンビ「ザ・ギンギンマル」のオガタ。(本名=尾形友道、おがた・ともみち)さんが9日に大腸がんのため都内病院で死去したことを所属事務所が発表した。山形県出身。36歳だった。

 所属事務所のラフィーネプロモーションは12日、公式サイトで「弊社所属お笑いコンビ『ザ・ギンギンマル』オガタ。(享年36歳)が令和5年2月9日(木)に大腸がんのため都内病院にて永眠いたしました。謹んでご冥福をお祈り申し上げると共に、ご遺族の方には心よりお悔やみを申し上げます」とファンに報告。

 その後、相方である長谷川デビルマルも自身のツイッターで「コンビを代表して、ご報告させて頂きます」と書面とともに投稿。「相方のオガタ。が2月9日に都内病院にて永眠しました。葬儀告別式に沢山の方に参列して頂き、相方として感謝しかございません」と葬儀告別式を終えたことも報告。「彼はお笑いが好きで芸人が大好きでした。去年10月までは、ガン闘病の中で痩せた体で杖をつきながらライブに出てました。それがなによりのリハビリだと言っていましたし、みんなに会って話すのが楽しかったのだと思います」とがん闘病中もオガタ。さんが前向きだったことを回想した。

 そして「活動休止するのも僕から言いました。隣りに立っている者として、無理をしているのを明らかに感じました。それでも弱音を吐かない人間でしたので強く制止したのを覚えています。今年の1月に電話でお笑いを辞めようと2人で話してました。お笑いは辞めても、ザ・ギンギンマルは辞めないという変な結論で電話を切りました。その後、春には実家に帰るとも連絡をもらいました。そんな矢先に亡くなってしまいました。まだ生きると思ってました。実家帰る前に1回会おうと約束してました」と昨年末からの活動休止やオガタ。さんの病状なども記した。最後に「ザ・ギンギンマルのオガタ。のまま人生を終えました。最高の相方でした。最高の友人でした」と天国の相方に感謝の思いをつづっていた。

 「ザ・ギンギンマル」は2014年にコンビ「パシフィックオーシャンパーク」として結成。その後に現在の「ザ・ギンギンマル」に改名した。名付け親はモグライダーの芝大輔と言われている。デビュー当時はともにプロダクション人力舎に所属し、それぞれ別のコンビで活動していた。フリーで活動後に現事務所に預かり所属後、2020年に正式所属。しかし、その年の11月にオガタ。の療養に伴いコンビ活動を休止。翌21年6月に行われたライブ「ザ・ギンギンマル復活祭」をもって活動再開。療養を挟みながら不定期な活動となっていたが、昨年10月にオガタ。の治療専念に伴い、再び活動は休止状態となっていた。

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