橋下徹氏 「れいわローテーション」に意外な?見解「これは理にかなっているな」

[ 2023年1月28日 23:27 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が28日、ABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)に生出演し、参院議員の比例枠でれいわ新撰組が打ち出した「れいわローテーション」について、自身の見解を語った。

 昨年の参院選で水道橋博士氏が比例枠で当選しながら、体調不良を理由に辞職。これに伴い、同党の山本太郎代表は、同氏の残る5年半の任期を、比例名簿で落選した上位5人が交代で担う案を発表した。有権者や各党からは賛否が上がっている。

 橋下氏は「党内で名簿に載った人であれば、あとはどう使うかは問うの自由になる。それが比例代表のもともとの趣旨だと思う」と、比例枠の性質を説明。「本来は比例代表の議員は女性枠とか、地方枠とか、若者枠とか職業枠でもいいし、首長枠でもいいし、多種多様な人が集まるように組織が枠を作ってそういう人材を集めるためのもの」とも主張した。

 橋下氏は過去の選挙の得票数から、「参議院だと100万票集めたら1議席来るんです」と説明。「比例の議員、個人で集めた票は数万票程度だから、“あなた、1人分の票もありませんよ”と」と、その議員が選挙区で得たであろう得票数と比較して指摘した。

 山本代表とは、過去に数々の舌戦を繰り広げてきた橋下氏だが、「れいわの山本さんとは考え方が全然違うし、向こうも僕のこと嫌いだろうし、僕も好きじゃないけど…それはいいんだけど(笑い)、これは理にかなっているな」と、今回の件に関しては意外にも理解を示した。

 その上で「何万票しか集めていない比例代表の議員が(任期の)6年間やるというのは、“あなた3万票か4万票しか集めてないじゃないですか?何で6年もできるんですか?”と。本当は100万票集めて1議席なのに、5万票くらいで何で6年やるんですか?って、僕は思うんですけどね」と、自身の考えを口にした。

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2023年1月28日のニュース