YOSHIKI「奇跡のステージ」声詰まらせ感謝　「THE　LAST　ROCKSTARS」ライブ

ドラムを叩くYOSHIKI（撮影・久冨木　修）
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　X　JAPANのYOSHIKI（年齢非公表）率いる4人組バンド「THE　LAST　ROCKSTARS」が26、27日の2日間、東京・有明アリーナでライブを行った。

　開演予定時刻の午後7時から遅れること40分。特殊効果の炎が放たれるステージに、YOSHIKI、L’Arc－en－CielのボーカルHYDE、LUNA　SEAのギタリストSUGIZO、世界的に活躍するギタリストのMIYAVIが登場。昨年12月に配信したデビュー曲「THE　LAST　ROCKSTARS」でスタート。HYDEの「Are　you　ready？」の声に1万人が大歓声で応えた。

　HYDEは「この声が聞きたかった」と歓声に耳を傾けた。「みんなの声が聞こえるなんてウソみたい」と喜び、YOSHIKIは「奇跡のステージをやれることに感謝します。こうやって僕らが集まれて演奏できているのも、みんながずっと応援してくれるから」と感謝し、声を詰まらせた。

　オリジナル曲に加え、Xの「BORN　TO　BE　FREE」、ハードロック調にアレンジされたラルク　アン　シエルの「HONEY」なども披露した。HYDEは「HONEYのアレンジかっこいいでしょ？」と胸を張った。フロントマンとして「みんな演奏がすごい。トキメキながら、ロック少年に戻ってますね」とあどけない笑顔を浮かべた。

　最年少のMIYAVIはYOSHIKIに「バンドどう？」と聞かれて、「毎日がカオスですね。何が起きるのかわからない」と笑いつつ「このカオスがロックなんだと思う。本気で世界と戦ってる日本人がどれだけいるかと。そこに共鳴させてもらった」と参加した思いを明かした。普段はソロで活動しているだけに「バンドっていいなと毎回感じてる。頼もしいお兄さんたちです」と笑顔を魅せた。

　一方で、YOSHIKIと30年以上の付き合いになるSUGIZOは「LUNA　SEAがいるのも、YOSHIKIさんとHIDEさんがいたから。この恩は一生消えない。一生、一緒にロックしていきましょう」とYOSHIKIに伝えた。

　YOSHIKIは「昔はすべてが敵に見えた。とがってたね。髪もとがってたけど」と懐かしそうに振り返り、「今は敵なし。敵をつくる人生はつまらないじゃん。思い切り楽しもう」と語った。

　アンコールでは新曲のバラード「Shine」や、HYDEがプロデュースした中島美嘉の「GLAMOROUS　SKY」を披露した。

　29、30日には東京ガーデンシアターで公演し、2月にはニューヨークとロサンゼルスでも公演を行う。