祝!森保ジャパン、決勝T進出 20年ぶりに「ふっとぼーるカステラ」限定復活

[ 2022年12月2日 16:06 ]

日韓W杯以来20年ぶりに復活した「ふっとぼーるカステラ」をPRする神戸の煎餅店「手焼き煎餅おおたに」の店主・大谷芳弘さん
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 サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で、スペインに逆転勝ちして決勝トーナメント進出を決めた日本代表を祝し、20年ぶりに「ふっとぼーるカステラ」が限定復活する。

 制作を手がけたのは人気煎餅店「手焼き煎餅おおたに」(神戸市中央区)の大谷芳弘さん(74)。「早朝からテレビを観て応援してました。後半、逆転してからドキドキでした。勝つと負けるでは(売り上げも)大違い。ホントに勝ってよかった」と日本代表の逆転勝利に胸をなで下ろした。

 日本代表がベスト16入りした2002年日韓W杯。ブラジル対ベルギー戦など3試合の会場となった神戸ウイングスタジアム(御崎公園球技場)の近くの菓子店「亀栄堂(きえいどう)」の長谷川利男さん(86)が「ふっとぼーるカステラ」というサッカーボールやユニホーム、スパイクなどの形をした一口サイズのカステラを考案し販売。素朴な味でサッカーファンの間で人気となった。だが、長谷川さんが高齢となり19年に閉店。大谷さんが神戸の知人の一口カステラ愛好家から「カタール大会を盛り上げたいので」と進められ、復活が決まった。

 「亀栄堂」に残っていた重さ4・5キロの特大焼き型4つを大谷さんが借り、丸2日間かけてクリーニング。さらに1週間かけて元の味の再現を試み、長谷川さんの家族に味見してもらって今回の発売にこぎつけた。元々、神戸が発祥とされる野球カステラのノウハウが生きた。11月の半ばにようやく準備が整った。

 13個入り400円(税込み)で3、10、17日に3日間限定、1日80袋が店舗のみで販売される。問い合わせの電話が殺到しているが予約販売はしない。2日昼に「買いに来た」という男性も。「次のクロアチア戦も勝ってくれそうですね。せっかく作るので、たくさんの方に食べていただきたい」と1回20袋分を2時間かけてていねいに焼き上げる大谷さんも、さらなる代表チームの上位進出を願っていた。

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