村島未悠　改名後初写真集「むらみゆ」撮影前にファスティング　「しゃきっとした」

[ 2022年12月2日 08:00 ]

　【牧　元一の孤人焦点】タレントの村島未悠（24）が改名後初めての写真集「むらみゆ」（集英社）を7日に発売する。

　インタビューに応じた村島は「『村島未悠』になって、写真集を出すことが目標だったので、出来上がったものを初めて見た時、鳥肌が立ちました。一緒に行ったスタッフさんと家族旅行をしているような、温かい雰囲気の中で撮影したので、私の素がよく出ていて、より身近に感じてもらえると思います」と笑顔を見せる。

　約5年間在籍したダンスボーカルグループ「CHERRSEE」を2020年末に卒業し、「MIYU」から本名に改名。この1年は「フィギュア級美ボディー」を生かして「週刊ヤングジャンプ」や「週刊プレイボーイ」の表紙を飾るなどグラビアの仕事に力を入れてきた。

　「今回の写真集の撮影前に初めてファスティングに挑戦しました。痩せようというより、前の撮影でおいしいものを食べていたので、胃を1回休めて、体をすっきりさせようと思ったんです。3日間、野菜や果物が入ったジュースだけで生活して、1日目、2日目は平気でしたけど、3日目は体がふわっーとして、ちょっときつかったです。4日目に回復食を食べて、終わったら、体のむくみがなくなって、すっきりして、撮影の時はしゃきっとしていました」

　長崎と五島列島で4日間にわたってロケ。漁港で偶然に声を掛けられた漁師の船で海に出るというハプニング的な撮影もあった。

　「私は泳げないので、船に乗るのはちょっと怖かったけれど、いろんな種類の魚を見られて『リアル水族館』に行ったかのようで楽しかったです。今まで見たことのない、長い体の魚を持ってみたら、凄くぬめぬめしてましたけど、そんな魚に自分が触れたことに感動しました。撮影の4日間は太るくらい、いっぱい食べました。長崎ちゃんぽん、中華街、巨大チャーハン、ドーナツ、お刺し身、土鍋ご飯…。写真集を見ていただくと、最後の方の私はちょっとふっくらしているかも」

　芸能活動とともにSNSにも尽力中。インスタグラムのフォロワーが先日、10万人を突破し、TikTokのフォロワーも約9万5000人、YouTubeチャンネルの登録者も約8万2000人と人気を得ている。特に、踊りを披露する動画は、ダンスが得意な人だけに、キュートさ全開の印象だ。

　「TickTockの『おすすめ』にある曲を選んで踊ることが多いです。ダンスを覚えるのが早い人は何回か動画を見ただけで踊れますけど、私はダンスをする人の中では覚えるのが遅い方だと思います。動画はスタジオを借りて撮影していて、全て撮り終わるまで1、2時間くらいかかります。YouTubeは自分で編集もしていて、最近は慣れてきて、ちょっとずつ動画を長くしています。SNSで私のことをより深く知ってもらえるとうれしいです」

　プロバスケット「B.LEAGUE」の川崎ブレイブサンダーズのアシスタントMC兼サポートクリエーターとしても活動中。元々はバスケットのルールを知らなかったが、仕事で関わっていくうちにその魅力にはまり、プライベートでもサンダーズのアウェイ試合を観戦するようになった。

　「私のファンも見に来てくれるし、チームのファンからも声をかけてもらえるようになりました。私は球技ができないんですけど、ずっと見ていると、できるような気持ちにもなってきます。チームが優勝できるように応援を頑張ります」

　今年はドラマ「少年のアビス」などに出演して俳優業も開始。来年以降はさらに活動の場が広がりそうだ。

　「今年1年頑張ってきたことを来年はもっと頑張りたい。ファンミーティングでファンの人と会う機会をつくるのが一つの大きな目標で、オンラインイベントでやっているビンゴ大会をリアルでやってみたいです。グラビアのお仕事も、自分の体形や表情のバリエーションはまだまだだと思うので、これから、より磨いていって、その年齢に合った写真集をまた出せるようにしたいです」

　2023年の屈指の注目株「むらみゆ」。その船出の1冊に収められた姿をまずは楽しみたい。

　◆牧　元一（まき・もとかず）　編集局総合コンテンツ部専門委員。テレビやラジオ、映画、音楽などを担当。