渡辺徹さん「赤いウインナー事件」 明るい人柄で親しまれた バラエティー、24時間テレビ司会も

[ 2022年12月2日 13:26 ]

昨年4月下旬に大動脈弁狭窄(きょうさく)症の手術を受けた後の同7月、退院後初めて取材に応じた際の渡辺徹さん(中)。妻の榊原郁恵(左)、長男・渡辺裕太と手を重ね笑顔でガッツポーズ
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 11月28日に敗血症のため61歳で死去した俳優でタレントの渡辺徹(わたなべ・とおる)さんは明るい人柄でお茶の間に親しまれた。1989年~91年に日本テレビ「24時間テレビ」の総合司会を務めたほか、数々のバラエティー、ゲーム番組などの進行役として幅広く活躍。俳優以外の活動でも才能を発揮していた。

 屈託ない笑みと愛すべきキャラクターが視聴者の心をとらえた渡辺さん。中でも多くの笑いを誘ったのが「赤いウインナー事件」。妻で歌手の榊原郁恵(63)が明かしたものだが、「ウインナーが赤じゃない」というだけで渡辺が家出。1987年に結婚後、初めてのけんかだったといい、家出といっても庭に出ただけで、子供用のブランコに乗った後「なんであんなこと言っちゃったんだろうなあ」と反省し、赤じゃないウインナーをしっかり食べた。ほかにも「背中がかゆい」と榊原にかいてもらったり、闘病中に「自分の食事が少ない」などと文句を言ったり、愛妻にわがままを言って甘えるなど、家族の仲睦まじいエピソードが榊原や長男で俳優渡辺裕太(33)に明かされてきた。

 お茶の間にとって親しみやすい父親であり、夫だった。それだけに視聴者にも寂しさが募りそうだ。

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2022年12月2日のニュース