三遊亭円楽さんお別れの会 出囃子にめくり…寄席のような笑いあふれる会に

[ 2022年12月2日 13:12 ]

<三遊亭円楽さんお別れの会>座布団をイメージした祭壇(撮影・島崎忠彦)
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 日本テレビ「笑点」の大喜利メンバーとして活躍し、9月30日に肺がんのため72歳で死去した落語家の六代目三遊亭円楽(さんゆうてい・えんらく、本名会泰通=あい・やすみち)さんのお別れの会が2日、都内で行われた。弔問には落語、演芸関係者、共演者ど多くの人が参列し、故人をしのんだ。

 笑いに包まれた会になった。司会はオレンジの着物を着用した林家たい平(57)で、「唯一の友達だと思っていたのですが、こんなにたくさん友達がいたのかと驚いております」とし、ひと笑い。さらに三遊亭小遊三(75)は「一足先に行って、歌丸師匠をおもちゃにして待ってもらえたら。次行くのは木久扇師匠ですかね」とし、春風亭昇太(62)は「円楽師匠は一言で表すと“すごいお金持ってる男子高校生”」などとし、賑やかな雰囲気だった。

 祭壇には笑点でのテーマカラーである、紫を基調とした花と遺骨が飾られた。10枚重なった座布団を模した台座の上に、笑顔で高座に座る写真が鎮座。所属事務所によると、生前円楽さんは「1人にされるのを嫌がった」といい、寄席をイメージした楽しい空気感の会に。食事やアルコールも用意され、あいさつでは出囃子やめくりも用意。参列者同士で円楽さんとの思い出を語り合っていた。

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