緒方恵美、チケット購入時のマイナカード活用にブチギレ「本当にこれで終わる」「悔しく、情けない」

[ 2022年12月2日 11:20 ]

緒方恵美
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 「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズの主人公・碇シンジ役などで知られる緒方恵美(57)が、2日までに自身のツイッターを更新。政府がコンサートチケットなどの高額転売防止のため、購入の際にマイナンバーカード活用を検討していることに対して苦言を呈した。

 河野デジタル相がデジタル庁に対し、プロスポーツを始めとする関係団体と具体的な協議を始めるよう指示したとされたことについて緒方は「“日本国発行のクレカしか使えない”“日本国で販売されてる携帯が必要”…そのおかげで日本のライブ・イベント業界は、海外から来て下さっていたお客様の大部分を失いました。転売ヤー対策と言って始めた施策が追い詰めた。それにみんな今苦しんでいるのに。更なるガラパゴス化?あり得ない…!」と吐露。「転売ヤーは嫌だけど転売ヤーから買うしかない、悔しいと言ってた彼らを完全締め出しする施策」とした。

 続けて「当たり前ですが配信も買えません。日本国発行のクレカが必要だから。今来日してくれてる僅かなファンは、出るかわからない当日券を最後の望みとし、必死で航空券とホテルを押さえてくれている。…そんなことをさせているのが申し訳なく悔しく、情けない。本当にこれで終わってしまう」と海外ファンへの思いをにじませた。

 また、この発言がニュースとして取り上げられると「…当たり前ですが転売ヤーにはいなくなってほしい。でもこれが本当に転売対策になる?今一度考えて頂きたいのです。決議されてしまう前に。そして知ってほしかった」と意図を説明。「同じ作品を、音楽を愛する私達の仲間が、海外に住んでいるというだけで弾かれてしまっている現実を。外国人はもちろんですが、海外在住の日本人さえ。そしてこの案が通れば更に…今でも、業界は皆、なんとか、と努力しています。それが更に…は避けたい。みんなのために」と切実な思いをつづった。

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2022年12月2日のニュース