休養中の「サカナクション」山口一郎 SNSでの復帰語る 7月には「まったくベッドから動けなくなって」

[ 2022年11月17日 19:16 ]

「サカナクション」の山口一郎
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 体調不良のため休養している5人組ロックバンド「サカナクション」のボーカル山口一郎(42)が16日、自身のインスタグラムを更新。現在体調不良で休養が続いているが、SNSから復活することを語った。

 山口は動画を投稿して語ったもので、「山口一郎の復活祭!きょうは11月16日ということで、“いい一郎の日”ということなんですが、わたくし療養中だったんですけど、復活しようかなと。復活日とさせていただきます」と語ったもの。

 体調が悪くなったのは「今年入ってすぐとか、去年の終わりくらいかな。なんか色んな決断力がなくなったりとか、考えることができなくなったりとか、、疲れが全然とれないとか、帯状疱疹が出たりとか。メンタルにかかわる部分での予兆みたいなのがあったと思うんですけど、非常に困っていたと」と明かし、15周年の3日間ライブを配信で行なった後に「非常に疲れがあって。全然考えられないと。体が重くて動かないと。そういったことがすごいいっぱいあった」と振り返った。

 山口は「最初は更年期障害かなと思ったんですけど、病院で検査をしても何もなくて。『それってメンタルの病気じゃないか』という話になりまして、そういった病院に行ってみたんですよ。そうすると診断結果が『ちょっと疲れています。燃え尽き症候群ですね』ていう話をしていただいて、そこから通院を始めました」と明かした。だが「最初言われた時も、本当にそうなのかなと思うくらいで。全然、ちょっと休めば復活できるんじゃないかな、と思っていたんですけど、全然。休み始めてから最初の1カ月かな。7月入ってからは、まったくベッドから動けなくなって。ご飯を食べなきゃいけなかったんですけど、ご飯を作れないし、ウーバーイーツ頼むんですけど、玄関まで取りに行けないみたいな。そんな状態で7キロくらいやせたのかな。人とも連絡を取りたくなくって…」と、つらかった日々を語った。

 最初は1カ月ほど休めば復帰できると思っていたそうだが「病気のことをちょっとなめていて、全然よくならないと。ちゃんと治してからじゃないと、長くなるよと。下手したら5年とか10年くらいかかる人もいると言われて。やっぱり今はしっかり休もうと、半ば説得ですよね。僕はやる、やるって言っていたんですけど、うちの社長やマネジャー、みんなから休んでくれと説得される形で、ツアー、ライブとかを全て中止することとなりました」と明かした。

 現在は「完全に治ったかというと、実はちゃんと治ってないです、まだ。いい日もあれば、悪い日もあるんですけど、こういう性格だから、黙って家にいる方が、余計に気持ち的にふさいでいっちゃうし、こういうふうにSNS上で復帰していくのがリハビリになるようで、11月16日、本日からSNSまわりでの復活はしていこうかなと。リハビリ兼ねてね、きょうからいろいろ復活していこうかなと思っております」と話し、「心配してたくさんのDMをくださったファンの皆様、全部ちゃんと読んでいます。本当に辛い時に支えてくれたんだなと、支えられているんだなというのが分かってうれしかったです」と感謝。今後、ラジオやテレビのレギュラーなども復活させていくという意思も見せていた。

 山口については、5月から極度の倦怠(けんたい)感や疲労状態などの不調が続いていたが、6月下旬に医師から休養が必要と診断され、当面7月いっぱいを休養期間とすることが同月1日に発表された。その後、同30日に「回復に向かっているものの、身体的な負担の強いライブパフォーマンスを行うにはもう少し時間がかかる見込みです」とし、全国ツアー「SAKANAQUARIUM アダプト NAKED」は9月6日~10月13日の12公演を延期を発表。さらに10月からの全国ツアーをすべてキャンセルすると発表した。

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