つんく♂ががん啓発イベント出席 「僕のように大事な声を失うことを考えたら…」

[ 2022年11月17日 11:39 ]

「N―NOSE plus すい臓」発表会に登場し、チャット画面を通じて回答をするつんく♂
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 音楽プロデューサーのつんく♂(54)が17日、都内で行われた世界初の早期すい臓がん検査新サービス「N―NOSE plus すい臓」の発表会に出席した。

 本サービスをすでに利用しているというつんく♂は、この日のためにハワイから帰国。チャット画面を通じての質疑応答に応じ、若い世代に向けて「勇気をもって検査や休養をするっていうのが大事。3カ月くらい休んだって大した問題じゃないし、結果僕のように大事な声を失うことを考えたら3カ月なんて一瞬ですよ」と呼びかけた。

 2014年4月に喉頭がんを患ったことを公表し、翌年4月に声帯の全摘出を告白。がん経験者として次なるがんへの不安を抱える中、妻の勧めで検査を受け始めたという。すでに70回は受けているといい、「ずばり楽ちん。病気がなければそれが最高が前提ですが、いざお医者さんにかかるとなると、なにかと面倒。つい後回しにしちゃいがちですが、それでも早く見つかった方がいいはずですよね」と笑顔を見せた。

 イベントにはタレントのヒロミ(57)やCMキャラクターを務める俳優の山本耕史(46)が登場。「N―NOSEを受けてほしい人は?」という質問に対し、ヒロミは「ママ(妻の松本伊代)。ああいう感じなので、しっかり受けてもらいたい」と回答。山本は「家族。子供も小さいし、僕が家族の支えにならないといけないですよね」と話した。

 「N―NOSE plus すい臓」は、これまでステージ4まで進行した状態で見つかることが多かった「すい臓がん」の早期発見を可能にしたもの。嗅覚に非常に優れた「線虫」という生物が、人の尿中に含まれるがん特有のにおいを高精度に検知することを利用した、がんの一次スクリーニング検査となる。

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