バカラで100億超溶かし逮捕、収監の大王製紙元会長「なんで今もカジノ行けてるの?」資産状況を説明

[ 2022年11月17日 10:54 ]

「デマ投稿を許さない」に出演する(左から)箕輪厚介氏、井川意高氏、坂上忍(C)AbemaTV, Inc.
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 ギャンブルによる巨額借り入れ事件で逮捕、刑期を終えて出所した大王製紙の元会長で、現在は実業家として活動する井川意高氏が、16日放送のABEMA「デマ投稿を許さない」(水曜後11・30)に出演。現在の資産について語った。

 この日、井川氏は著書『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』や、今年6月に出版された続編『熔ける再び そして会社も失った』などに編集者として参加した幻冬舎の編集者、箕輪厚介氏とともに出演。「編集者と著者」という関係でお互いのことを知り尽くした2人がMCの坂上忍と語り合った。

 井川氏はバカラにハマり、会社の金を湯水のごとく使い続け、11年に巨額の使い込みが発覚。約106億円をつぎ込んだとして同11月に会社法違反(特別背任)の容疑で逮捕、起訴され、執行猶予なしの懲役4年で収監された。出所後もギャンブルを続け、「溶かした」お金は130億円にのぼるという。

 そんな井川氏に坂上が「100億円を大王製紙に負債をおわせて、それはペイできたんですよね?その後は大王製紙にいないわけじゃないですか。財産はものすごいあったんですか?見てる方はあんなことやって刑務所入って、なんで今もカジノ行けてるの?って思ってる方がいらっしゃる」と会社から借りた総額100億円以上を返済後もなぜ、財産が残っているのか尋ねた。

 すると、井川氏に代わって箕輪氏が「結局、カジノで106億溶かして逮捕されたことによって、結構良い条件で斜陽産業と言われる紙業界の株を売って財をなした」と説明。井川氏も「(株を売って)540億。差し引きして税金払ったのが残ってるかなって。キャッシュが増えた」と具体的な金額を明かした。

 箕輪氏が「ヤフーのコメントなんかでも“ざまーみろ”“一文無しに落ちたな”とか“罰が当たった”とか書いてあったんですけど、逆で、むしろ良い感じで株売って会長も辞められて貴族みたいになった」と井川氏の現状を説明。すると、井川氏は「(今は)幸せですね。ちなみに今年、大王製紙は大赤字ですからね」と語った。

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2022年11月17日のニュース