紅白 追加組次第で神回再来も期待 目玉の後出し発表…制作統括におわせ

[ 2022年11月17日 06:00 ]

第73回紅白歌合戦 出場歌手発表

<紅白歌合戦出場者発表会見>フォトセッションを行う、紅白初出場の出演者(撮影・久冨木 修)
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 【記者の目】史上最低の視聴率を記録した昨年からガラリと出場者が入れ替わった。ここ10年間で、初出場10組は最多タイ、復帰9組は最多。昨年の出場者で名前がなかったのは19組で発表された43組の半数に迫る勢いだった。

 顕著なのは若返りだ。本紙調べでは出場者の平均年齢は40・3歳から、今年は37・6歳へと下がった。テレビ離れが危惧される若者への訴求効果の高いVaundyやJO1、BE:FIRSTらを選出した。一方で、工藤静香や篠原涼子が復帰。40代以上の視聴者の注目を集めそうで上にも下にも配慮した布陣に見える。

 近年は目玉を後日発表するのが定番化。今年も43組で打ち止めとは考えにくく、制作統括の加藤英明氏は「視聴者の期待が高い歌手とは交渉する可能性がある」とにおわせた。

 目指したいのは“神回”と呼ばれた18年。あいみょん、King&Prince、純烈らの新顔や「U.S.A.」がヒットしたDA PUMPの復帰が注目された。後日発表の出場者も7組おり、サザンオールスターズや松任谷由実が盛り上げに一役買った。

 今年は50周年イヤーの矢沢永吉や40周年の「安全地帯」らメモリアルイヤーの大物が多数いる。追加組次第で神回の再来も期待できる。(伊藤 尚平)

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2022年11月17日のニュース