辛坊治郎氏 「大阪・関西万博」入場券6000円の“からくり”「まさに最近の円安の影響」

[ 2022年6月20日 18:23 ]

辛坊治郎氏
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 キャスター辛坊治郎氏(66)が20日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演。25年に開催される「大阪・関西万博」の入場券が大人6000円とする方向で調整されていることについてコメントした。

 18日、「大阪・関西万博」を運営する日本国際博覧会協会が入場券価格について、大人6000円を基本とする案を固めたことが関係者への取材で判明。入場料の売り上げで運営費が賄える価格を試算する中で、混雑緩和のために予約制を導入する影響で来場者数が想定の約2820万人を下回る可能性を考慮したという。なお、当初の想定では4800円だった。

 辛坊氏は「“当初の想定よりも1200円も上がったんだな”って思われるかたが大半だと思いますが、これあまり正確ではないんです」と指摘。理由について、「オリンピックの招致主体は地方自治体だから、東京オリンピックは東京都がメイン。ところが万博というのは…大阪・関西万博なんだけど、招致主体は日本政府なんです」と、基本的な部分を説明した上で、「で、日本政府は大阪・関西万博の招致に際して、博覧会国際事務局に登録申請書を出した時に入場券の想定価格も提示しているんですが、その想定価格は44ドルなんです。これ変わっていないんです、今でも」と言及。「44ドルを当時の為替レート110円で算定すると4840円で、約4800円だった。ところが44ドルに今の為替レート135円をかけると5940円で、まさに6000円なんですよ」と、値上がりの“からくり”を熱弁した。

 当初の想定から2割高くなったことに対して、辛坊氏は「だからまさに最近の円安の影響で。当時は(1ドル)110円だったんで換算すると約4800円だったんですが、今は135円で換算すると6000円になっちゃいますっていう…そういう話です」とコメントした。

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2022年6月20日のニュース