料理研究家・結城貢さんが81歳で死去 「料理は愛情!」で人気

[ 2022年6月20日 14:56 ]

結城貢さん(左)と泉じゅんさん(1989年11月撮影)
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 「料理は愛情!」というキャッチフレーズで知られ、フジテレビの「夕食ばんざい」など数々の番組に出演した料理研究家の結城貢さんが4月24日に病気のため、亡くなっていたことが20日、分かった。81歳だった。

 詳しい死因は不明で、通夜・告別式は4月27日に原宿の延命寺にて近親者のみで営まれた。

 結城さんの妹・温美(はるみ)さんは「今年2月の自分の誕生日のときに兄貴から『おめでとうな』と電話が来て、それが最後。声は元気そうだったので、亡くなってびっくりした」と語っている。

 結城さんは旧満州旅順に生まれ、香川県の善通寺市で育った。日本大学卒業後、サラリーマン生活を経て、料理の道へ。ロシアで修行後、会員制割烹料理「結城」を開店し、フジテレビのプロデューサーが多く通っていた店だったことが縁で、同局の番組に出演するようになった。

 1980年代はオールナイトフジの「結城先生の真夜中のお料理教室」や料理番組「夕食ばんざい」などに出演。「料理は愛情!」というキャッチフレーズを持ち、独特のダミ声と頑固親父のキャラクターで人気を博した。妻は89年に結婚した元女優の泉じゅんさん。

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2022年6月20日のニュース