元KAT―TUN田中聖被告に懲役1年8カ月、執行猶予3年の有罪判決 閉廷時に5秒間深々と頭下げる

[ 2022年6月20日 16:55 ]

田中聖被告
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 覚醒剤を使用したなどとして、覚醒剤取締法違反(使用、所持)などの罪に問われたアイドルグループ「KAT―TUN」の元メンバー・田中聖被告(36)に対し、名古屋地裁(平城文啓裁判官)は20日、懲役1年8カ月、執行猶予3年(求刑2年)の判決を言い渡した。

 上下黒のスーツに黒のネクタイ、黒のメガネに白い大きなマスクをして登場した姿は10日前の初公判の時と同じ。髪は少し伸び、今回はオールバック風。前を見据えて微動だにせず判決を聞き、裁判長が判決理由読み上げた際には、何度もうなずいていた。

 平城裁判長は猶予刑となった理由を細かく説明。「ホテルに置き忘れたにもかかわらず、さらに薬物を入手したことから常習性が伺える」としながら、「後悔しており、父や家族の支援もある。本人の2度と手を出さないと言う言葉を信じて」と検察の求刑2年より少ない量刑の懲役1年8カ月、執行猶予3年のついた判決となった。

 10日の初公判で、起訴事実について「間違いありません」と素直に認めた田中被告。私生活の現状などを説明する場面もあったが、この日は「ハイ」と4、5回口にした以外はひと言も発せず、閉廷の際には裁判長に向かって深々と5秒間、頭を下げた。裁判所からは報道陣の集まっていない場所へ車を横付けし、無言で逃げるように帰路についた。

 起訴状などによると、今年1月30日に名古屋市内のホテルで覚醒剤約0・16グラムを所持したほか、2月24日頃に同市内ホテルで覚醒剤を使用し、同日に所持容疑で逮捕された際、覚醒剤などを所持したとしている。

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2022年6月20日のニュース