中野信子氏 NATO事務総長の北欧2カ国加盟の見解に「ゴリラの筋肉のようにNATOが機能すれば」

[ 2022年4月29日 12:57 ]

東京・六本木のテレビ朝日社屋
Photo By スポニチ

 脳科学者の中野信子氏が29日、テレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に出演。北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長が28日、北欧フィンランドとスウェーデンがNATO加盟を申請すれば早期に加盟できるとの見解を改めて示したことに言及した。

 ストルテンベルグ事務総長は「両国が申請すれば歓迎される。手続きは迅速に行われ、正式な手続きが完了後に加盟できるだろう」と述べた。両国では、申請から正式加盟までの間にロシアの攻撃を受けるとの懸念があるが、ストルテンベルグ氏は「(申請から加盟までの)暫定期間を埋め合わせる方法があると確信している」とし、ロシアが両国を攻撃した場合にNATOが何らかの形で防衛する方法を検討する方針を示唆した。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、両国は共にNATOへの加盟申請を検討。一部報道で5月にも申請を正式表明すると伝えられている。

 MCの大下容子アナウンサーが「ロシアが最も警戒していたNATO東方拡大を招いてしまっている事態をどうのように見ていますか?」と聞くと、中野氏は「非常に刺激的な状況になっていますけど、人類学者の山極寿一先生と話をしていたんですけど、ゴリラの筋肉は戦うためではなく見せるためにあるという話をされていて、俺と戦うと大変な目に遭うから戦わずに穏便に済ませようよというための筋肉だというんですよね。NATOがそういうふうに機能するといいなと思いますけれども、どうでしょうか」と話した。

続きを表示

2022年4月29日のニュース