藤井叡王 今年度中に7冠チャンス 5冠守り切り王座、棋王タイトル奪取で

[ 2022年4月29日 05:30 ]

第7期叡王戦5番勝負第1局 ( 2022年4月28日    東京・神田明神 )

先勝した藤井聡太叡王(日本将棋連盟提供)
Photo By 提供写真

 藤井は今年度内に7冠獲得のチャンスがある。全5冠を守り切り、王座戦、棋王戦の挑戦者トーナメントを勝ち抜いてタイトルを奪取するのが条件だ。

 王座戦のタイトルホルダーは永瀬拓矢王座(29)で5番勝負は9、10月。棋王戦は渡辺明名人=棋王含む2冠=(38)が保持しており5番勝負が来年2、3月に控えている。名人戦は6月開幕のA級順位戦で首位になる必要がある。10人総当たり戦となり初戦から佐藤康光九段(52)と対戦する。その他にも豊島将之九段(31)や佐藤天彦九段(34)らタイトル経験者がズラリ。勝ち抜けば来年4月開幕の第81期名人戦で渡辺名人または今期挑戦者の斎藤慎太郎八段(29)のいずれかとの対戦となる。最短なら来年5月に8冠達成となる。

続きを表示

2022年4月29日のニュース